はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン高騰でトレンド転換か、BTC先物出来高はコロナショックに次ぐ規模に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

4月28日夜に7,800ドルの主要レジスタンスラインを突破したビットコイン(BTC)は、わずか36時間後に一時9,400ドルを記録。日本円建てで100万円を超える大台まで高騰した。

直近高値付近は全面高

時間足RSIが100に達するなど過熱感の高まりから、利食いに押されるようにして大幅反落。5月1日時点では8700ドル(BitMEX)付近、前日比1.14%安の93.7万円で推移している。

目先天井を示唆するチャートを形成しつつあり警戒が必要であるが、要所では強い買いによる下髭も観測されているほか、株式市場を含め地合いは好転しつつある。 このまま続落で調整した場合、200日移動平均線のある8000ドル(85.7万円)の心理的節目、あるいは7800ドル(83.5万円)までのプルバックが起こり得るかが一つの焦点となりそうだ。

目下の注目点は4年に1度の「半減期」前後の値動きであり、2017年12月のBTC=20,000ドルからの巨大ペナントも意識されている。

先物取引が大幅増

仮想通貨分析企業Skewのデータによると、4月29日のビットコイン(BTC)先物取引は、300億ドル強まで膨らんだ。これは、米国株式市場の歴史的な暴落に伴いビットコイン価格が急落した3月12日の「コロナショック」時におけるビットコイン先物市場の出来高500億ドルに次ぐ規模となっている。

Skewによれば、、最大手仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXにて、今回の高騰に伴い実に1億ドル(107億円)を超えるショートポジションが強制決済された。

なお、先月の暴落でDDos攻撃が発生したとされ、BitMEXがダウンして以降、同取引所におけるビットコイン先物市場のシェアは大幅下落。 Binance Futuresが最も恩恵を受けており、先物取引量のシェアは11%から24%まで倍増したほか、総建玉も4%から9%まで増加した。

直近出来高では、Bitfinex、Binance、Huobiが最も多く、232億ドルに到達した一方、BitMEXは53億ドルまで後退。未決済建玉(OI)も大幅減少している。

skewデータ

BitMEXでは、本日施行予定の日本の法案「仮想通貨に係る改正資金決済法」に対応するため、日本居住者のアクセスを2020年5月1日から制限されると発表されたこともあり、高騰やそれに伴う裁定取引需要急増の影響で混雑する「BTCトランザクション」の大幅遅延に拍車をかけた。

8万件の遅延は、仮想通貨バブルの弾けた2018年以来最大の規模だ。

海外アナリストAlex氏は、今回のビットコイン高騰と明け方にかけての急落局面を分析。

「資金調達はほぼ増加せず、未決済建玉(OI)もそれほど増加していないが、BitMEXの建て玉は減少した。過度なレバレッジ取引よりも現物取引によって動かされたことを示唆しているなどと指摘。仮想通貨市場が「強気相場」に傾倒しつつあるとした。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧