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仮想通貨ライトコイン、ミンブルウィンブルプロジェクトに進展

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ミンブルウインブル実装プロジェクトに進展

プライバシー機能とスケーラビリティ改善のためのプロトコル「ミンブルウィンブル」(MW)をライトコインに実装するプロジェクトで、5月2日、新たな進捗が報告された。

ライトコイン・フォーラムの4月の月例報告で、同プロジェクトのリード開発者、David Burkett氏は、「有効なヘッダ、ブロック、およびトランザクションの構築」を助ける機能テストフレームワークを構築したと発表。さらに、ブロック検証のエンドツーエンドテストもほぼ完成し、ライトコインのコードベースへの統合を開始したと述べている。

ブロック検証の部分から始める

Burkett氏は、まずブロック検証とブロックのチェーン追加を行う「ConnectBlock」ロジックの部分から、LTCのコードベースへ統合を始めたと説明、そのレポジトリは数週間のうちにgithubで公開する予定だという。

5月は、LTCのコードベースへの統合作業を継続し、数多くのテストを重ねることに注力すると述べる一方で、ConnectBlockロジックのテスト終了後の具体的な方向性はまだ定まっていないようだ。

MWを実装したLTCテストネットのローンチについて、同氏は夏の終わりごろになるとの見通しを3月に発表している。テストネットには、ブロックと取引認証に関するルール、基本的なP2Pメッセージ機能及びマイニング機能等も実装される予定だという。

MWとライトコイン

MWのライトコインへの導入(オプトイン形式)が正式に発表されたのは昨年10月だが、その後、MW技術を採用している匿名通貨Grinの開発者であるDavid Burkett氏が、プロジェクトに参加する運びとなった。同氏は、Grin++コードをリファクタリングしてライトコインへ実装する作業を行う。

2016年にホワイトペーパーが公開されたMWだが、その匿名性モデルの脆弱性も研究者より指摘されている。 そのような指摘に対し、ライトコイン開発者のチャーリー・リー氏は、MWの限界はよく知られたもので、複数のトランザクションをまとめた後、再分配する「CoinJoin」技術の併用で解決できると反論。MWの実装で「健全な通貨」の条件である代替性(ファンジビリティ)もライトコインの機能に追加できると主張している。

数千の仮想通貨がひしめき合う現在、デジタルシルバーとしての地位を目指すライトコインは、MWを実装することで、プライバシーを高めたトランザクションが可能になり、通貨としての機能も高まると期待されている。市場での優位性を確保し、評価が高まるのかどうか、ライトコインの今後に注視していきたい。

出典:LitecoinTalk

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