はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨にも銀行が学ぶことがある」米通貨監督庁の最高執行責任者=Consensus 2020

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米通貨監督庁の責任者がConsensusに登壇

米通貨監督庁(OCC)の最高執行責任者ブライアン・ブルックス氏が、現在の銀行サービスは仮想通貨(暗号資産)から学ぶことがあると語った。「Coindesk」主催の世界最大級の仮想通貨・ブロックチェーンイベント「Consensus: Distributed」での発言だ。

仮想通貨が提供するエコシステムは、非中央集権的で単一障害点がないと説明。その上で「2008年のような金融危機の教訓を思い出してみよう。多くの人々の生活に密接する組織は大きすぎることで失敗した。仮想通貨のようにリスクを分散させることは、問題を完全に解決できなくても、複数の改善案を提供してくれる」とそのメリットを述べている。

OCCは銀行や連邦貯蓄協会を監督する機関。銀行を管理する規則を定め、法的遵守を行わない、またはリスクのある行為を行う銀行に対して指導措置を講じる。ブルックス氏は以前、米大手仮想通貨取引所コインベースの最高法務責任者を務めていた人物だ。

関連米コインベース法務責任者が米国規制当局に移籍

規制について

上記に加えブルックス氏は、米国の仮想通貨関連企業は各州ごとではなく、国全体で金融機関として規制すべきだとの見解を示した。

多くの仮想通貨企業が決済サービスを提供しているのであれば、国として認可を与えるべきだと説明。「決済大手Stripeのような他のフィンテック企業と同様、銀行のように国が規制する方が合理的だ」と述べている。

そして仮想通貨のプロジェクトの対象がグローバルなのか国内だけなのかを考えなくはならないと指摘。もしグローバルなプロジェクトなのであれば、国家としてライセンスを与える方が理にかなっていると語った。「仮想通貨企業は21世紀の銀行のようだ」との見方を示している。

規制についてブルックス氏は、銀行と同様のサービスを提供する場合、適用される法律に遵守することが義務であるとことを強調した。また「法律を遵守できるかを考えるべきで、規制を整備する時に新しい技術だからといって差別をすべきではない」とも語っている。

参考資料 : Coindesk

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧