はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

半減期後ビットコインに強気シグナル、仮想通貨のCM再開がもたらす好影響とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

13日のビットコイン(BTC)は、前日比+2.96%高の95.9万円(8,940ドル)に。強含んで推移している。

日柄調整不十分との見方もあり、依然として思わぬ急落にも警戒が必要な状況にあるものの、13日昼時点では下値を切り上げ、再び9,000ドル台の上値を伺う展開となっている。

ビットコイン半減期当日となった12日時点では、半減期上げの反動が警戒されたことで乱高下していたが、10日の暴落で高値掴みが一斉ロスカットされるなどガス抜きを図れていたとの見方がある。

関連:ビットコイン暴落、半減期前に100万円割り込む

半減期から一夜明けて、懸念されていたほどのハッシュレート急落も確認されず、ブロック生成遅延など大きな混乱も確認されなかったことから、中・長期保有を見越した資金の買い戻しが段階的に入ったものとみられる。

BTC半減期の建玉変化

暗号資産(仮想通貨)取引所TAOTAOは12日、日本時間4時頃に到来したビットコイン半減期に関連して、建玉情報を公開した。

顧客に限定して未決済建玉情報、指値情報、歩み値などの情報提供を行うレポートツール Trade Blotter(トレードブロッター)による情報を特別に公開するものだ。

5/11 12時頃(拡大可) 5/12 13時頃(拡大可)

Trade Blotterによれば、ビットコイン(BTC)半減期前日から当日にかけて、90万円(8,400ドル)の未決済建玉(OI)が大幅に増加しているが、このサポート・レジスタンスラインは中期でみても重要な水平線であり、今後大きく下落した場合には「局面」となり得ることがわかる。(下図:オレンジ線)

関連:TAOTAO(タオタオ)暗号資産取引所(@taotao_ex

CM再開がもたらす好影響

国内最大手仮想通貨取引所bitFlyerが、2年ぶりのCM再開にこぎ着けた。

CoinPostのTwitterでも2時間で500いいねまで伸びるなど、待ち望んだ朗報であったことをうかがわせる。CM再開に到るまでには長く険しい苦難の道のりがあったことを、日本の投資家たちはよく知っているからだ。

2018年1月と同年9月、国内取引所コインチェックとZaifで大規模な仮想通貨の不正流出事件が発生。社会的にも大きく報じられたことで、イノベーションを認めていた金融庁の監督責任も問われることとなった。これに伴い、金融庁は臨時立入検査を実施。みなし業者のみならず、業登録済み業者にも一斉に「業務改善命令」を下し、より厳格な基準を設けた。

以来、金融庁の態度は目に見えて硬化した。

2018年以降は世界的にもマイナス材料が相次いだほか、業界の自粛ムードが強まったことで仮想通貨バブルは崩壊。同年11月に発生したハッシュ戦争による混乱が止めを刺し、膨れ上がっていたアルトコイン価格は、最高値から軒並み-90%を記録するなど暴落。 いつしか“Crypto Winter”と呼ばれるほど相場の低迷が長引いた。

しかし、2019年になると好転の目が見え始める。東証一部のマネックスグループに加わった仮想通貨取引所コインチェック業登録を皮切りに、自主規制団体JVCEAによる業界規制が整い始めたことで、金融庁の姿勢も次第に軟化し始めた。

楽天ウォレットやディーカレット、ヤフー子会社Zコーポレーションを親会社に持つTaoTaoなど大手資本の仮想通貨取引所が相次いでローンチされたほか、ステラ(XLM)など海外で有望視されていたアルトコインが国内上場・ホワイトリスト入りするなど、新規口座開設手続きの一時休止や新サービス、及びキャンペーン縮小を余儀なくされていた仮想通貨取引所への緩和もみられた。

関連:コインチェック、ステラ(XLM)の新規上場を発表

そして今年5月、仮想通貨に係る法改正の施行後の仮想通貨CM再開は、すなわち金融庁の”お墨付き”を得たことを意味する。改正金商法でルールが整備されたことで、国内市場のセンチメント改善とともに、他の仮想通貨取引所でもCMの再開や新たなサービスの提供も期待できるだろう。

新しい資産クラスとして流動性を確保し、より健全な市場を育むためにも、市場規模拡大は必要不可欠だ。新型コロナの影響により、世界経済や国際金融市場でも歴史的転換点が訪れる中、3度目の半減期を迎えたビットコイン市場は、『次のフェーズ』への移行を示唆している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧