ビットコイン急落 1万ドル到達後に大口送金履歴

ビットコイン急落

一時1万ドルを上抜けたビットコイン相場が再び急落。3日の仮想通貨市場でビットコインは一時、前日比14%安の8600ドルまで大きく値を下げた。(BitMEX)

ビットコインが大台1万ドルを明確に上回って取引されたのは、2020年2月24日以来、約3ヶ月半ぶりで、騰勢を強める期待もあったが、24時間で上昇分をまるごと打ち消すシンプソン相場の様相を呈した。

週足で確認すると極めて重要な長期レジスタンスラインをブレイクアウトし、今後ステージが変わる可能性も垣間見える重要局面でもあった。

マイナーの売却が影響との指摘

ビットコインの暴落には、高値圏で戦略的な売却を行なったマイナーが影響したとの指摘がある。データ分析企業CryptoQuantは、暴落前にマイナーの大口資金移動が観測されており、市場が暴落する過去のケースと類似点があると指摘する。

出典:CryptoQuant

掲載するチャートは、ビットコインチャート(黒)と該当するマイナーから資金が動いたOutflows(赤線)を比較したもので、2日に1万ドルに到達以降、数回に渡ってビットコインの資金移動が確認できる。

1度のOutflowsで最も多いのは2,293BTCで、金額にして25億円相当に上る。

出典:CryptoQuant

資金移動を行なったとされる「Unkownプール」は、ビットコインのハッシュレートシェアで5番目に位置する「Unkown」に該当するプールとして報告されている。CryptoQuantのCEOは、同プールの傾向として、価格が高騰したタイミングで売却していると報告、過去データにも再現性があると指摘した。

出典:CryptoQuant

最も近い事例では、1万ドル付近まで高騰した5月21日(日本時間)で、6000BTCを超える送金履歴の後、市場が売りに傾いている。

Unknownのマイナーとは

Unknownのマイニングプールは、実名として稼働していないプライベートマイニングプールなどが該当する。

Unknownプールで最も話題になったのは、半減期後から一部のプールステータスで、実名プールとして名前が浮上した「Lubian.com(路边)」がある。

今回、CryptoQuantが報告した「Hashrate Distribution(ハッシュレート分布)」のタイムスタンプや、参考データが明かされていないため、正確な検証はできないが、3日時点の1ヶ月平均データで、Lubian.comは4.9%の9番目に位置する。

出典:BTC.com

高騰するビットコイン、半減期後の「損益分岐点」を新旧マイニングマシン別に分析
再び1万ドルを超えて高騰するビットコイン(仮想通貨)市場。半減期後のマイナーの損益分岐点が注目されるなか、採掘マシン別の損益分岐点を独自算出。BTC価格や電力コスト変動によるマイナー利益の感度分析も行った。


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