はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

分散型金融CompoundのガバナンストークンCOMP、大手BitGoでカストディ対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新トークンCOMP

大手分散型金融(DeFi)のCompoundが発行するガバナンストークンCOMPは機関投資家向けのカストディ業者BitGOの対応銘柄となった。

Compoundは、仮想通貨マーケットとして機能する分散型オープンソース・プロトコルで、貸し仮想通貨の利息収入やローン組成などを可能にするプラットフォーム。

COMPのカストディサービスにおいて、機関投資家規模ではBitGO社は対応を発表した有数の企業となった。他にコインベースカストディも対応している。

Compound社は16日に、Compoundのプラットフォーム利用者に初めてCOMPトークンの配布を開始した。初配布に伴い、アトミックスワップ(DEXの一種)のUniswapがETHとのトークン交換対象銘柄とするほか、中華系仮想通貨取引所MXCもCOMPの上場を行なった。

初日の配布・上場に際し、COMPはMXC上で初値である3ドル(USDT建て)から一時500ドルにまで暴騰し、+160倍高を記録。執筆時約57ドルで推移している。

出典:MXC

また、DeFiプロトコルにおける銘柄として、時価総額で元一位だったMakerDAOのガバナンストークンMKRを抜いて首位にもなっている。

出典:DeFiMarketCap

COMPトークンとは

Compoundの公式説明によると、COMPはイーサリアムのトークン規格ERC20の銘柄で、Compoundプロトコルのオンチェーンガバナンス権を目的とする。いわゆる投票権(vote)だ。

ガバナンスのプロセスとして、COMP保有者からの直接投票のほか、COMPを保有していないユーザー(そのアドレス)に委任することも可能で、管理運用の柔軟性および複雑性を持つ。

Compoundは既存の一部のDeFiプロジェクトと異なり、COMPトークンを売却するというICO資金調達を行なっていない(コインベースベンチャー等が出資元)。そのため、COMPはプラットフォームを利用するユーザーに配布する形で市場に放出する。COMPを保有するステークホルダーが会社の経営者に変わって、プロトコルの管理者となり、様々な提案を採決する仕組みだ。

初回目となった16日の配布を含め、毎日計2880 COMPがCompound上の8つのレンディング市場に充てられる。COMPをリアルタイムで受け取るのは、それぞれのレンディング市場で利息を貯めているユーザーだ。8つのレンディング市場は、ETH、DAI、USDC、USDT、BAT、REP、WBTC、ZRXの銘柄の貸し仮想通貨マーケット。

発表によると、今後4年間で計420万COMPを配布する予定で、COMPリザーブの42%に当たる。

参考:Compound

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次市況:1300万円台で揉み合う展開と今後の見通し|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次分析。トランプ政権の相互関税懸念と米経済指標の動向を背景に、1300万円台で揉み合うビットコイン相場。現物ETFへの資金流入が続く中、今後の展望を詳細に解説
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税の影響分析に高い関心
今週はSBI VCトレードによるステーブルコインUSDCの取引開始、トランプ関税の影響分析、世界最大級のオンライン証券会社によるトランプ氏言及の仮想通貨4銘柄追加に関するニュースが最も関心を集めた。
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。
06:15
Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安
Bybitハッキング犯による40億規模のイーサリアム大量売却が仮想通貨に影響。ETHが前日比-6.3%。
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧