オントロジー+Bitcoin Suisse
分散型信用プラットフォーム「オントロジー」は、スイスの大手仮想通貨ブローカーBitcoin Suisseと提携し、ネイティブ仮想通貨ONTの取り扱いを開始した。
発表によると、Bitcoin SuisseがONT売買に対応するほか、オントロジーの専用ウォレットONTOから、Bitcoin Suisseが手がけるスイスフランのステーブルコイン「XCHF」がサポートされる。今回の提携は、ONTとXCHFのクロス対応だけでなく、欧州とアジア市場の連結も事業の視野に入れているという。
Bitcoin Suisseの子会社Swiss Crypto Tokens AGのCEOを務めるArmin Schmidは、「グローバルで起きている様々な不安定な局面に置かれ、機関投資家および個人投資家も「スイスフラン」のような安全資産に目を向けている。アジアの投資家からもXCHFにアクセスすることが可能になる」と語った。
オントロジーの共同創設者Andy Jiは今回の提携について、「ベルリンに事務所を設ける計画がある。老舗のBitcoin Suisseと提携できたのは絶好のタイミングだ」と説明し、今後欧州に進出する上での重要な一歩とした。
直近、ONTは欧州の大手オンライン取引プラットフォームeToroXとBitpandaにも上場している。
Bitcoin Suisseは、2013年に立ち上げたスイスのビットコイン老舗企業で、ビットコインをはじめ多くの主要銘柄の売買やカストディ、レンディングやスターキングなど、大口投資家に向けて幅広いサービスを提供している。
参考:オントロジー