Deribitのビットコイン・イーサリアムオプション、10億ドルOIが来週カットオフ

歴史的OIが来週カットオフ

6月26日に、大手デリバティブ取引所Deribitのビットコイン・イーサリアムのオプションはカットオフ(権利行使の締め切り)を迎える。歴史的に10億ドルに相当する建玉が対象となる。

Skewのデータによると、現在、Deribitにある各期限のオプション市場で、6月26日カットオフに最もOIが多く、全OIの約7割を占めている。計7万以上の契約に及ぶ。

出典:TheBlock

Deribitの証拠金基準変更

このような大規模なカットオフが市場に異例なボラティリティをもたらし得るため、多くのトレーダーはポジションを次の限月(7月)にロールオーバーする傾向が高いと見られる。

ロールオーバー=乗り換えとは

オプション取引や先物取引で、持つポジション=建玉(OI)を、いったん決済し、次の限月以降のポジションを建てること。

Deribitは26日を前に、一部のクライアントの証拠金基準を引き上げている。オプションのロールオーバーによるリスクを軽減するために、マージンコストをあげる施策。同社代表は今後市場のボラティリティによっては、再び証拠金の基準を変更することも可能だと、米メディアTheBlockにコメントした。

TheBlockが取材した有識者によると、Deribitの施策は賢明だが、「一部のトレーダーを市場から追い出す懸念もある」。取引プラットフォームParadigmのCEOは、ボラティリティの増加に関しては言い切れないが、26日までに出来高が増える可能性は高いと見ている。

機関投資家のBTC需要

Skewによれば、米大手デリバティブ取引所CMEのビットコイン先物オプション市場は飛躍的な成長を見せており、20日の週には2,392 BTCに達していた。

今年の1月にローンチした先物オプションだが、OI総額は、ビットコイン半減期の5月11日の3500万ドルから6月10日の3億7000万ドルまで10倍以上の水準まで増加。2ヶ月前の25倍に達する水準となった。

DeribitやCMEの主要市場で取引されるビットコインオプションの規模が拡大し続け、26日のカットオフまでにOIが過去最高の20億ドルを突破するか業界に注目されている。


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