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仮想通貨ネムのエコシステム発展へ 新組織「NEMグループ」の役割をCEOが説明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NEMグループの役割

仮想通貨ネムの新組織「NEMグループ(NEM Group Ltd.:NGL)」でCEOを務めるDavid Shawが、ネムのエコシステムにおける自社の役割を説明した。

ブロックチェーン業界はネットワークの種類もプロジェクトの数も多いため、今後は必然的に統合も起こり、勝者と敗者に分かれていくと主張。目標は、その中からネムは抜け出して、ブロックチェーンの革命に貢献することだと述べている。そして、この目標を事業化・商品化することがNGLの役割だと説明した。

ネムは今年4月に事業体の再編を発表。ネム財団、ネムスタジオ、ネムベンチャーズがNGLに統合され、新たにNEM Trading、NEM Ventures、NEM Softwareの3組織がNGLの傘下に置かれることになった。

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傘下に置かれる3組織の役割は、以下のように説明されていた。

     
  • NEM Ventures:出資・提携・インキュベーター
  • NEM Trading:トレーディングデスクおよび流動性管理
  • NEM Software:プロダクト・技術・ビジネス開発

Shawは今回、活動でフォーカスすることや優先順位、ネムのエコシステムを成功に導くためにどのように発展させていくかを明確にしたいと表明。ネムのエコシステムは以下の4つの要素から成り立っているとし、目標を達成するために4点を活性化し、連動して機能させる必要があると伝えた。

各要素について、以下のように説明している。

1.コミュニティ

NGLの役割はネムのコミュニティを管理することではなく、サポートし、モチベーションを高めることだ。長期的にトークンを保有するメンバーを維持し、コミュニティが運営で自立できるようにしていく。

2.ベンチャー

ネムのエコシステムを拡大してくれて、ネムの技術を使って相手も成功できるようなプロジェクトや企業を見つけ、出資・提携することを目的とする。ベンチャー業務を率いるのはDave Hodgson。

3.トレーディング

グローバルな取引所と協業し、エコシステムの成長に必要な流動性を確保するために、金融面での管理を行う。トレーディング領域を主導するのはIain Wilson。

4.ソフトウェア企業

企業に特化したアプローチのベースを提供する。現行ネムのブロックチェーン「NIS1」と次の「Symbol」という2つのプラットフォームの商業的な開発を管理していく。

その他の発表

上記に加え、Shawは今回新たに2つの運営グループを作ることも発表。1つはパブリックチェーンのローンチに特化したグループで、もう1つは企業向けのソリューションに特化したグループだ。どちらもShaw自身が主導するという。

個人の役割についても発表し、GimreとJaguarがコア開発者兼非業務執行取締役としてNGLに参加すると説明。Jeff McDonaldも非業務執行取締役としてNGLに参加する。

パブリックチェーンのローンチに特化したグループでのプログラムはSteve Powellが管理。企業向けのソリューションに特化したグループは、専門チームができればShawからそのチームに管理を引き継ぐ。

Shawは「オープンソースという哲学に誠実であることと商業的に成功することは両立できると信じている。実際にそれを達成している企業が存在しているからだ」と語り、今後の発展に期待を示した。

参考:NEMグループ

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