はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

GMOがマイニング報酬開示|わずか2ヶ月間で2.8億円まで急拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイニング報酬は月1.8億円規模
GMOインターネットが、仮想通貨マイニング事業のマイニング報酬を開示しました。2018年3月5日に一般公開された資料によると、2月のマイニング報酬は1.8億円(BTC:1.4億円/BCH:0.4億円)に達しており、「(採掘速度を示す)ハッシュレートは、稼働台数の増加に伴い、計画通りに上昇している」としています。
クラウドマイニングサービスも予定
2018年夏以降、企業や個人を対象とした、GMOのクラウドマイニングサービスを1口500万ドル(約5.3億円)から募集開始するとしており、レンタル可能な設備として、独自に研究・開発を進めた「7nm次世代マイニングチップ」を搭載したマイニングマシンを使用しています。

GMOのマイニング事業

GMOインターネット<9449>は、仮想通貨マイニング事業におけるマイニング報酬及びハッシュレートの月次状況について、収益情報を開示しました。

同社は、2017年12月20日に北欧でマイニングファームを設置し、マイニング事業を本格稼働させており、2018年末までに、総額380億円をマイニング事業に投資する計画を表明しています。

日本の大企業のマイニング事業における成果が判明するのは業界初のことで、GMOインターネットは「(採掘速度を示す)ハッシュレートは、稼働台数の増加に伴い、計画通り上昇している」としています。

マイニング(採掘)とは

仮想通貨の取引記録をブロックチェーンに追記する際、膨大な計算が必要となる。

世界中の有志からコンピューターリソースを募って「共有・追記」を行なっているが、この追記に成功した場合、マイナーに対して報酬が支払われる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

                        
GMO:マイニング報酬データ
2018年 マイニング報酬 (月末)参考レート PH/s

BTC

BCH

BTC BCH
1月 93

(BTC)

25

(BCH)

1093163

(円)

159348

(円)

27
2月 124

(BTC)

287

(BCH)

1132780

(円)

131655

(円)

108

ハッシュレート(Hash Rate)とは、マイニングのパフォーマンスを表す指標で、H/s(1秒間あたりのハッシュ数)と いう単位で表示されます。

1PH/sは、1秒間に 1ペタ(1,000兆)回ハッシュの計算を行なう計算能力があることを 意味します。

GMO:仮想通貨マイニング事業の月次報告

気になるマイニング報酬は?

採掘に成功した仮想通貨数と月末の参考レートから、日本円にした報酬額を算出すると、以下の通りになります。

2018年1月

BTC:101,664,159円

BCH:3,983,700円

合計:105,647,859円

2018年2月

BTC:140,464,720円

BCH:37,784,985円

合計:178,249,705円

このことから、GMOインターネットは「2ヶ月で2.8億円」ものマイニング報酬を得ており、ハッシュレートに比例して報酬額も急上昇していることが伺えます。

クラウドマイニング「Z.com Cloud Mining」

GMOインターネットは2018年2月9日、欧州法人を通じて運営している、仮想通貨のクラウドマイニング施設「次世代マイニングセンター」のサービスとして、「Z.com Cloud Mining」を2018年夏から始めることを発表。

対象通貨は、ハッシュ関数の標準規格である「SHA-256」対応している、ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)を予定し、マイニングに参加したい企業や個人を募集した上、必要な設備を貸し出すとしています。

初期費用と固定の運用費用のみでマイニングを開始できることで、導入における運用リスクを大幅に下げることができるメリットがあります。

最上級の設備

レンタル可能なのは、独自に研究・開発を進めた「7nm次世代マイニングチップ」を搭載したGMOマイニングサーバ163台。ハッシュレートは、22.8PH/sに相当するとしています。

高額な契約料

大規模な設備投資や運用が困難な企業、および個人投資家(富裕層)を対象にしており、設備のレンタル料は、2年契約の一括前払い方式で1口500万ドル(約5.3億円)という、かなり強気の価格設定となっています。

詳細は、Z.com Cloud Mining 公式サイトをご確認下さい。

仮想通貨取引所も運営

GMOインターネットグループでは、子会社の「GMOコイン」が、金融庁の認可を受けた仮想通貨交換業を手がけています。

GMOインターネット(東証一部上場)グループで培われた金融サービス提供のノウハウを活かし、堅牢なセキュリティと管理体制を提供しており、「三井住友海上火災保険」と連携を行うなど、顧客保護の取り組みにも力を入れている仮想通貨取引所です。

給与をビットコイン払い可能に

GMOインターネットグループは2017年12月12日、4,000名超の国内パートナー(従業員)を対象に、「給与の一部をビットコインで受け取れる制度」の導入を発表するなど、仮想通貨に関する先進的な取り組みを続けています。

CoinPostの関連記事

【仮想通貨取引所】GMOコインの口座開設/登録方法
仮想通貨取引所「GMOコイン」の口座開設、アカウント作成方法を画像付きで詳しく解説します。GMOコインは、ビットコイン、仮想通貨FX(信用取引)もあり、最大25倍までレバレッジを掛けることが出来ます。
世界の仮想通貨マイニング事情と日本のクラウドマイニング
ビットコインマイニングのエネルギー消費量は増加の一途を辿り、専門家は「年間消費量が世界159ヶ国の消費電力を上回る」と指摘。日本でも話題のプールマイニングやクラウドマイニングについて、比較・解説しています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧