はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SBI主導:Ripple技術を利用したスマホ向け送金アプリMoneyTapを商用化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*画像はイメージです

スマホ向け送金アプリ「Money Tap」を商用化
SBIが主導する「内外為替一元化コンソーシアム」は、米Ripple(リップル)社のxCurrentを実装した、商用版:RCクラウド 2.0に接続するスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」の提供を発表。銀行でも順次サービス対応していくとしています。
銀行送金・決済サービスのイノベーション
銀行の口座番号だけでなく、携帯電話番号やQRコードを使用した決済や、送金が可能になる「Money Tap(マネータップ)」。このアプリが普及した場合、私たちの日常生活と密接に関わってくる便利なサービスになるでしょう。

スマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」

「SBIホールディングス<8473>」と、子会社の「SBI Ripple Asia」が事務局を務める「内外為替一元化コンソーシアム」は、分散台帳技術(DLT)を活用した、次世代金融基盤に接続するスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供することを発表しました。

分散台帳技術(DLT)とは

Distributed Ledger Technologyの略。

ブロックチェーンの機能を派生し、共有台帳という特徴のみを抽出して一般化した概念であり、ブロックチェーンは分散型台帳の一種に区分される。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

内外為替一元化コンソーシアムとは

2016年10月に発足。

三菱東京UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行といった日本を代表するメガバンクを始め、邦銀61行が加盟しています。

内外為替一元化コンソーシアムでは、分散台帳技術(DLT)を活用し、外国為替に加えて内国為替も一元的に扱う”次世代金融基盤”を共同構築しており、低コストかつ迅速な送金システムの構築を目指した、次世代における送金インフラ整備のための大規模なプロジェクトです。

Ripple(リップル)社のxCurrentを実装

2017年12月には、米Ripple(リップル)社の最新ソリューションである「xCurrent」を実装した商用版「RCクラウド 2.0」を完成 させており、今回発表した「Money Tap(マネータップ)」は、「RCクラウド 2.0」に接続することで、スマホアプリによる送金・決済を実現する新サービスとなります。

xCurrentとは、銀行による即時国際送金の決済を実現、すべての送金プロセスを可視化するためのソリューションです。

xCurrentを利用することで、銀行間での「リアルタイムメッセージング」が可能となり、「取引を行う前に決済内容の確認や決済後の着金確認ができる」ようになります。

CoinPostの関連記事

リップル社プロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)の違いと採用企業まとめ
リップル社のプロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)と採用企業をまとめました。Rippleのプロダクトのうち、XRPが利用されるのはxRapidです。提携企業がどのプロダクトを採用するかに注意が必要です。

Money Tap(マネータップ)とは

口座番号指定のほかに、携帯電話番号を用いた決済も可能
携帯電話番号を指定して振込を実施する場合の送金イメージ
QRコードを読み込んでの送金も可能

引用元:SBIホールディングスのIR

「RC クラウド 2.0」に接続するスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap」は、利用者による個人間の送金を、安全・リアルタイムかつ快適に行える環境を提供するとしています。

「Money Tap」は、今まで通り銀行口座番号による送金のほか、携帯電話番号に紐づけた送金や、「QR コード」を用いた送金機能も持ち合わせているアプリで、指紋による生体認証と組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンス(UX)とセキュリティの両立を図っています。

また、「Money Tap」と「RC クラウド 2.0」との接続にあたっては、参加金融機関の開発負荷を軽減するために、オープンAPIを活用した接続を可能とする「共通 GW(ゲートウェイ)」を活用しており、参入障壁を下げることで開発を促進しています。

安全かつ使い勝手の良いフリクションレス(摩擦のない)ペイメントを実現、日常生活でのキャッシュレス化を通じて、新たな産業の育成とともに、生産性の向上と社会コストの低減を図っていくとしています。

サービス開始時期は?

2017年10月には、第一段階として

  • 住信SBIネット銀行
  • スルガ銀行
  • りそな銀行

の3行が、先行商用化行として詳細運用についての集中協議を開始。

2018年4月以降に試験運用開始、2018年夏以降に一般公開を目指すとしています。

また、対応銀行は順次増加していくとのこと。

スマートフォンの送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」は、近い将来、私たちの日常生活で当たり前のように使われるようになる可能性もあり、今後も目が離せません。

リップルニュース一覧
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/23 土曜日
22:13
UPCX、ペイクル、NTT Digitalが分散型決済システムの社会実装で基本合意
UPCX、ペイクル、NTT Digitalの3社が、UPCXブロックチェーンを基盤とした次世代分散型決済システムの共同研究・技術開発で基本合意書を締結。金融機関向けインフラ構築と日本市場での実装を推進。
19:30
石破内閣総理大臣「ご挨拶」|WebX2025
石破内閣総理大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
18:00
ソラナエコシステムを解説|ウォレット設定から.solドメインの取得まで
SolanaはWeb3分野で急成長する効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーン SolanaはWeb3分野で最も効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンの一つと…
17:30
武藤 経済産業大臣「ご挨拶」|WebX2025
武藤 経済産業大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
13:55
時価総額3位のステーブルコインUSDe、担保資産にBNBを初承認
ステーブルコイン発行エテナ(Ethena)のリスク委員会がBNBをUSDe永続先物担保の初の新規資産として承認。10億ドル以上のOI等の基準を設定した適格資産フレームワークを正式導入。
11:45
仮想通貨スイ発ゲーム機「SuiPlay0x1」にトランプ関税が直撃
仮想通貨スイ発のポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」に高額関税が課せられる事例が報告されている。米トランプ政権による関税引き上げの影響を受けている形だ。
10:50
香港上場のチャイナルネッサンス、1億ドルのBNB専用配分投資を発表
香港上場のチャイナルネッサンスがYZi Labsとの戦略提携でBNB資産に約1億ドル投資。香港初のBNB専用デジタル資産配分を目指し規制取引所上場も推進。
10:30
ビットワイズら7社、XRP現物ETFの修正書を一斉提出 SECとの協議が進捗か
ビットワイズなど7社が仮想通貨XRP現物ETFの申請で修正書を提出した。米証券取引委員会との協議進展を示唆しており、年内の承認に向けて期待が高まっている。
09:35
トランプ関連WLFI、9月1日にイーサリアムで取引開始へ
トランプ一族関連のワールドリバティファイナンシャルのWLFIトークンが米時間9月1日午前8時から取引可能に。早期支援者の20%がアンロック対象、残り80%はコミュニティ投票で決定。
08:10
EU、デジタルユーロ開発加速でイーサリアムやソラナの利用を検討
欧州中央銀行が米国ステーブルコイン法成立を受けデジタルユーロ開発を加速。イーサリアムやソラナなど公開ブロックチェーンの活用を検討し、ユーロの競争力維持を目指す。
07:50
フィリピンでビットコイン準備金創設法案が提出
フィリピン議会の下院で、仮想通貨ビットコインの準備金創設の法案が提出されている。合計1,710億円相当を保有することを求めるなど、その内容が明らかになった。
06:50
VanEck、ジトSOL現物ETFを米SECに申請
バンエックが世界初のリキッドステーキングトークンETFとなるジトSOL ETFを米SECに申請。SECが8月にリキッドステーキングの証券法適用除外を明確化したことが追い風。
06:30
7年間休眠のビットコインクジラ投資家、イーサリアムに乗り換え
7年間休眠していた大口投資家が約10万BTCを売却してイーサリアムに投資。23日にETHが4,878ドルの史上最高値を突破し、仮想通貨市場全体が急騰している。
06:05
ETHトレジャリー企業シャープリンク、15億ドルの自社株買いプログラム承認
No.2のイーサリアム保有企業シャープリンクが15億ドルの自社株買いプログラムを発表。ビットマインに続く動きで、株価が純資産価値を下回る際の希薄化防止策として導入。
05:50
仮想通貨全体時価総額が4兆ドル回復、パウエル議長の利下げ示唆で大幅反発
仮想通貨市場の時価総額が4兆ドル水準を回復。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で9月の利下げを強く示唆し、ビットコインやイーサリアムなど主要銘柄が全面高となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧