WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨はコモディティ(商品)」CFCTの判例が示す仮想通貨規制の道筋

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨はコモディティである
ニューヨーク東部地区連邦裁判所のJack Weinstein判事は、仮想通貨はコモディティ(商品)であると定義し、米商品先物取引委員会 (CFTC)が、仮想通貨を商品として規制をかけることができるとの判断を下しました。

ニューヨーク東部地区連邦裁判所のJack Weinstein判事は、現地時間3月6日、ビットコインのような仮想通貨はコモディティ(商品)であると定義し、米商品先物取引委員会 (CFTC)が、仮想通貨を商品として規制をかけることができるとの判断を下しました。

この判断は、CFTCが、ニューヨーク在住の仮想通貨投資業者、Patrick McDonnell氏対して起こした訴訟の中で示されました。

この訴訟は、Drop Coin Marketsの名称でCabbageTech社が、仮想通貨投資アドバイスという名の下、顧客の資金を騙し取ろうとした詐欺スキーム運営に対する告訴です。

コモディティとは

世界の商品取引所などで取引される商品のこと。

エネルギー類(原油・天然ガス等)、貴金属類(金、プラチナ等)、農産物類(トウモロコシ・大豆等)を指し、世界の商品取引所で、これら商品の先物等が取引されている。投資信託においても、商品指数に連動するETFなどが開発されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨はコモディティ

Weinstein判事の命令書には、次のように書かれています。 「仮想通貨は、その一定の性質と価値に対して市場で取引される『商品』で ある。『商品』という通常の定義の範囲に十分収まっていると言える。」

この判決は、以前からCFTCが主張していた仮想通貨は商品として規制するべきだとの立場を初めて支持したものであり、その意味で、画期的なものだと言えるでしょう。

規制に対する大きな進展

商品及び先物取引を管轄、監督する権限を持った CFTCは、2015年より仮想通貨は商品であり、連邦法である商品取引法の範疇で規制すべきであると主張してきましたが、それが今回、司法判断によって認められたことになります。

しかし、米国では現在、仮想通貨規制を監督する単一の規制当局は存在しないため、規制関係者は「商品」あるいは「証券」のどちらの軸で仮想通貨 規制を推進するのがより正確なのか、長い間議論を重ねてきています。

実際、昨年秋、米国証券取引委員会(SEC)は、ICO(Initial Coin Offerings) に対し、有価証券として規制するための措置を講じましたが、2017年7月には、米商品先物取引委員会(CFTC)がビットコインの先物取引を 承認し、商品としての扱いを始めています。

SECとCFTCの両機関は、1月の上院公聴会で、急速に拡大する仮想通貨市場において、投資家がさらされている脅威に言及し、「思慮深く、バランスのとれた」規制の必要性を訴えました。

CoinPost参考記事

公聴会まとめ:CFTC委員長『ビットコインがなければ、ブロックチェーンもない』
SEC(アメリカ証券取引委員会)とCFTC(アメリカ商品先物取引委員会)の委員長が出席した公聴会の内容は、ICOや仮想通貨取引所、デ...

その後、先月初めに行われたSEC とCFTCによる仮想通貨公聴会では、両機関が協力して仮想通貨規制の枠組みを作っていく意思を表明しています。

成長を続けている仮想通貨の規制は、まだ始まったばかりの段階で、世界中の規制当局はそれぞれ最善の方法を模索しています。

今回の米国の「商品としての仮想通貨」という判例は、今、多くの政府が直面している、仮想通貨 をいかに規制という枠に落とし込んでいくかという困難な課題に対する答え の一部にすぎないかもしれませんが、その第一歩を確実に踏み出したという 点で評価されるものであると思われます。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 水曜日
15:52
神戸ビーフ正規店、NFCとブロックチェーンで証明 SBI系サービス採用
SBIトレーサビリティのSHIMENAWAが、神戸肉流通推進協議会の指定登録店認証に採用された。店舗に貸与するブロンズ像とポップにNFCタグを付け、認証情報をブロックチェーンに記録。消費者はスマホをかざすだけで正規店か確認できる。
15:16
米中間選挙で民主党が両院奪還へ、仮想通貨政策の主導権が交代か
米中間選挙で民主党が下院に続き上院でも多数派を獲得すると米主要メディアが報じた。仮想通貨のクラリティー法案は上院で審議入りできず、1月3日の会期末までに通過しなければ廃案となる。ビットコインは一時約7週間ぶりの安値を付けた。
14:30
バイナンス創設者CZ氏、仮想通貨業界へのAI攻撃増加を警告
バイナンス共同創業者のCZ氏がポッドキャスト「Talking Tokens」で、10月29日に起きた1兆円規模のハッキング事件に初めて言及した。AIによる攻撃の増加を指摘し、業界全体でのセキュリティ連合の結成を呼びかけた。
13:40
フランス国民議会、仮想通貨を「出国税」に含める修正案2件を否決
フランス国民議会は仮想通貨を出国税の対象に加える修正案2件を否決した。その他にも、仮想通貨の少額決済非課税や自己管理する一定額以上の仮想通貨を申告する案も議論されている。
12:48
メタプラネット傘下入り控えるスーパーリーグ、ビットコイン購入を倍々に 計15BTC
メタプラネットの米国拠点となる予定の米スーパーリーグが8BTCを追加取得し、ビットコイン保有は15BTCとなった。1回ごとの購入量は前回の2倍に増えている。2,100BTCの拠出を受ける取引の進捗とあわせて伝える。
12:15
米SEC企業金融局、カントンコイン(CC)は証券に非該当との認識示す
米SECの企業金融局は、カントンネットワークの仮想通貨であるカントンコインはデジタルコモディティで証券に該当しないとの認識を示した。考慮した点などを説明している。
12:12
オンチェーン調査員ZachXBT、204億円超の仮想通貨流出元は仏銀行アルケアと特定
オンチェーン調査員のZachXBT氏は4日、204億円超の仮想通貨流出で被害を受けたとされる金融機関を、フランスの銀行グループ、クレディ・ミュチュエル・アルケアと特定した。銀行側の公式発表は確認されていない。
12:00
ブータン・ゲレフ特区に中央銀行設立へ 仮想通貨の準備資産組み入れを容認
ブータン国王が王令に署名し、特別行政区ゲレフ・マインドフルネス・シティの金融規制当局が中央銀行へ移行する。新中銀は従来の準備資産と並行して仮想通貨やデジタル資産に投資できる。最大1万BTCの拠出表明との関係も整理する。
11:30
グレースケール、バイナンス巨額流出で機関カストディの重要性を強調
米グレースケールのリサーチ責任者が、約63.6億ドルが流出したバイナンスのハッキング事件を分析。2026年の被害額は過去最高となる一方、時価総額に対する比率は低下傾向にあると指摘し、米国の仮想通貨ETPが担う機関カストディの役割にも触れた。
11:13
スペースX、アマゾン、ネットフリックスなど6社、OKXICEのトークン化株式取引に異議
OKXICEの開示書類によると、アマゾン、テスラなど新たに6社がトークン化株式の取引に異議を表明した。ロビンフッドの株式トークンに関しても懸念を表明する企業が現れている。
11:00
技術文書サービス大手GitBookにAI悪用で不正アクセス、DEXも資料を一時非公開に
ドキュメントサービスのGitBookが、AIエージェントを使った攻撃でインフラの認証情報に不正アクセスされたと公表した。APIトークンなどにアクセスされた可能性があり、全顧客のAPIトークンを無効化した。仮想通貨DEXのパンケーキスワップも文書を一時停止した。
10:30
韓国中銀、金融機関31社に仮想通貨リスク調査 取引所停止も想定
韓国銀行(中央銀行)が金融機関31社に仮想通貨リスクの初調査を実施。KB国民銀行など5大銀行を含む18行と証券会社13社が対象で、国内首位の取引所がハッキングなどで営業を停止した場合や、ビットコインが急落した場合を想定し、金融機関への影響を尋ねた。
10:15
バイナンスが明かす、1兆円流出の手口に偽の採用面接 6月から段階的に侵入
バイナンスは10月29日に起きた約1兆円相当のハッキングの手口を公表。攻撃者は偽の採用面接で社内に侵入したことが判明した。
10:00
NYSE、トークン化株式で株主管理の4社と提携 計6社に
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、24時間取引を想定したトークン化株式の新市場に、株主名簿を管理するブロードリッジやコンピューターシェアなど4社が加わると発表した。提携先は計6社に。開始時期は未公表で規制当局の承認待ち。
09:20
バイナンス、ハッキング後の出金再開を拡大、入金額が出金額上回ったことも
バイナンスは3日、ハッキング被害後の出金再開を拡大し、時間あたりの入金が出金を上回ったと発表した。1日午後3時以降の純流出は52億7,600万ドルで、安全確認が済んだ銘柄から順次再開している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧