はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米大手コインベース上場でYFI高騰、ERC20トークンの時価総額467億ドル規模に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株式市場とビットコイン動向

11日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン(BTC)価格は、前日比-0.66%の109.5万円(10300ドル)に。

ボラティリティも落ち着き、売り買いが均衡している様子がうかがえる。

Coinbase ProにDeFi銘柄

米大手取引所Coinbase Proは、分散型金融(DeFi)プラットフォームのトークンであるYearn Finance(YFI)の取り扱い開始を発表した。

これが材料視され、YFI価格は一時29,277ドルから33,721ドルまで、4,000ドル(15%)以上高騰した。

Coinbase Proには、今年6月にCompoundのCOMPとMakerのMKRが、8月にはBandのBANDがリストされている。 米大手Coinbaseへの上場は、プロジェクトの選択に信頼性を担保する。

Coinbaseは今年7月、 上場検討のためにさまざまなDeFi資産を調査していることを発表した。Curve、Band、Balancer、Blockstack、Kavaなどの比較的確立されたDeFiトークンがこれに該当するほか、最近では欧州と英国の注文もサポートされている。

YFIは、アグリゲータープラットフォーム「yearn.finance」を強化するガバナンストークンで、yearn.financeは、さまざまなDeFiプロトコルを切り替えるのではなく、自動的にユーザーの資金を最高のリターンを持つプラットフォームに割り当てる。

さらに、yEarn Financeは、ユーザーの資金をプールすることにより、ETH(イーサリアム)トランザクションとネットワーク手数料である「Gas代」を大幅に削減できるメリットもある。

さまざまなDeFi融資および流動性プロトコル間で資金分散させることにより、スマートコントラクトに預けられた暗号資産(仮想通貨)に高い関心を生み出すことを目指す。

CoinMarketCapのデータによれば、YFIは時価総額10億ドル、日間取引高は5460億ドルに達する規模にまで成長している。

DeFi Pulseのデータによれば、DeFiでロックされた暗号資産(仮想通貨)の価値は80億ドル以上まで急増している。2020年初めには7億ドル近くであったことから、約半年で桁違いの成長が起こったことを意味する。

DeFiバブル崩壊とも揶揄されたが、10日には、DeFi銘柄を中心に高い買い戻し意欲が確認され、関連銘柄のイーサリアム(ETH)は一時前日比10%高の39,000円台を回復。11日11時時点も38,800円で推移している。

時価総額規模別マーケット推移(参照:FTXインデックス)でも、DeFi関連銘柄とスモールキャップに属する銘柄が大幅反発した。

DeFi関連銘柄の下げ止まりは、崩落のトリガーを引いた「SushiSwap」のマイグレーション成功にも起因する。

SushiSwapの創業者が保有するSUSHIトークを売り抜けたことが発覚すると、過熱していたDeFiセクターは一斉に全面安へと傾き、ETH(イーサリアム)も大幅下落した経緯があるからだ。

関連:「寿司(Sushi)」は小説より奇なり 華々しいデビューから一転、創設者が管理権をFTXのCEOに移譲

SushiSwapをめぐる状況は、急展開を迎えている。

仮想通貨デリバティブ取引所FTXのSam Bankman-Friedらが救済へと動き、SushiSwapプロジェクト管理権限の譲渡をはじめ、プロジェクトの資金を管理するマルチシググループへの投票や、Uniswapの流動性プールからの正式マイグレーション(移転)など、SushiSwapの再生事業へと舵を切った。

直近では、最大手取引所のバイナンスやコインベースもDeFi銘柄の採用に積極的な姿勢を見せていることで、プロジェクトへの信頼に繋がっており、一過性のブームに止まらず、中長期的に発展する可能性を帯びてきた。流動性プールの順調なマイグレーションおよびロック資産総額の安定的増加も、DeFiセクターからの信頼回復に繋がると見られる。

出典:DeBank

関連:ビットコイン下落から1週間─DeFi銘柄などのアルト買い優勢に

ETH(イーサリアム)でトークンを発行するための規格であるERC-20の時価総額と、ETH(イーサリアム)の時価総額差が過去最高に達したことが明らかになっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧