はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ライトニングネットワークがメインネットでβ版稼働|Twitter CEOらが2億円越え出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライトニングネットワーク、ベータ版がメインネットで稼働可能に
米スタートアップ企業のLightning Labsが発表した”lnd 0.4-beta”を利用することにより、ビットコインのメインネットワーク上で実験的にライトニングネットワークを稼働させることが可能になりました。
        
これを受け、250万ドルの追加出資を受けたことを表明
Lightning Labsは同日250万ドルにも及ぶ追加出資を受けたことを明らかにしました。出資元はTwitterCEOであるJack Dorsey氏など業界の重鎮で占められており、ライトニングネットワークへの期待度の高さが伺えます。

ライトニングネットワークがメインネットで稼働可能に

スケーラビリティ問題を含む様々なビットコインの問題を改善する可能性があるとして、近年ビットコイン関連技術の中で最も注目を浴びているライトニングネットワーク

増えすぎたトランザクションの一部をメインのブロックチェーンの外、“オフチェーン”で処理することにより、スケーラビリティだけでなくの送金のコスト、時間を大幅に下げることが期待されています。

CoinPostの関連記事

ライトニングネットワーク:注目すべきビットコイントレンドVo.2
ビットコインメインネットで展開する予定のライトニングネットワークについて解説します。ビットコインの問題点の解決策として最も期待されている一つがライトニングネットワークです。

そのライトニングネットワークの開発において第一線を走っている米スタートアップ企業のLightning Labsが、第四回目のメジャーアップデートとして”lnd 0.4-beta”を発表しました。

今回アルファ版からベータ版へと名前を変えており、このバージョンアップによってついにビットコインのメインネットワーク上で稼働させることができるようになりました。

ただし、今回のバージョンアップは開発者に向けて公開したものであり、送金テストを行う際は少額の金額を使うよう推奨しています。

今回の新機能と今後の展望

今回のメジャーアップデートの新機能は、メインネットでの稼働だけではありません。

以下はその一部であり、彼らの公式ブログでより詳細な情報を確認可能です。

新しい鍵生成システム、deterministic keysの採用

この鍵システムの採用により、lndのノードのバックアップが容易になりました。そして、データの損失や故障からの復帰がよりシンプル、かつ信頼性の高いものになります。

bitcointdへの対応

ビットコインのノードクライアントの実装方式は一つではありません。前バージョンまで、lndはbtcdの利用が必須でしたが、今回のアップデートによりbitcoindの利用も可能になりました。

大幅に改良された対故障性

今回のアップデートにより、電源の故障、ネットワークの故障、ハードウェアの故障、およびその他の予期できない故障に対し堅牢性と安定性を向上しました。リカバリー情報は常に保存されるようになり、ノードの再起動やネットワークへの再接続の際に適切に利用されます。

Segwitアドレスのみ対応

旧式のアドレスを切り捨ててSegwit対応アドレスのみを処理対象とすることで、オフチェーン、オンチェーン両方のトランザクションの手数料を低く抑えることができ、ネットワークの健全化を促進できます。

クロスチェーンアトミックスワップによるライトコインの対応

今回のアップデートには含まれていませんが、クロスチェーンのアトミックスワップを用いてライトコインへ対応することを今後の実装予定としています。

新たに250万ドルの追加投資を獲得

また、Lightning Labsは同日に、新たに250万ドルの投資を受けることを発表しました。

これらの資金提供元は、TwitterのCEOであるJack Dorsey氏、モバイル決済サービスであるSquare Capital役員のJacqueline Reses氏、Litecoinの創始者であるCharlie Lee氏、PayPalの前COOであるDavid Sacks氏などのビッグネームで占められており、如何にこのライトニングネットワーク技術が期待され、そして必要とされているかがうかがえます。

Sack氏は米仮想通貨メディアのCoinDeskに対してコメントを寄せており、

「ライトニングネットワークはビットコイン上で実装されるプロトコルの中で最も重要なものであり、Lightning Labsはこのプロトコルの一番優秀な開発者集団である。」

と述べています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧