はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン11000ドル回復、イーサリアム関連のDeFi市場は再び活性化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界経済と仮想通貨市場

注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による米経済支援のため、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定。「少なくとも、2023年までゼロ金利が続く」との見通しを示した。

パウエル議長は、「景気回復は大方の予想よりも速いペースで進んでいる」と評価しつつ、ゼロ金利の解除検討条件として、一時的にインフレ率2%を上回る軌道に乗ることを挙げた。新型コロナ対策を念頭に、大規模緩和を当面維持する方針を明確にした格好だ。

Coin Metricsのデータによれば、世界基軸通貨である米ドルの弱まりに対して上昇を見せるゴールド(金)価格と、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの60日相関指数が、初めて「0.5」水準を上回った。正の相関を強めている。

Coin Metrics

米最大手仮想通貨取引所コインベースは、ビットコインについて「過去10年間、国際経済の不確実性の高まりの中で大幅に上昇した。」と指摘。半減期を経て、供給量が年間1.7%に減少したことでデジタル・ゴールドとしての性質が強まると言及している。「価値の保存手段」として、安全資産とされる金同様、米ドルなど法定通貨のインフレヘッジの一環でポートフォリオを組成する傾向が強まっているものと思われる。

17日のBTC(ビットコイン)価格は、急落前の水準である11100ドル(116万円)台まで回復した。

三尊ネックラインで売り圧力の強まるレジスタンスラインであり、この辺りをブレイクして12,000ドルの高値更新を目指すか、再び9,000ドル台を目指して反落するかは、今後数週間のトレンドを占う試金石となりそうだ。

関連:仮想通貨ビットコイン市場でも使える、覚えるべきチャートパターン3選|逆三尊、二番底、三角保ち合い

UniswapのUNIが材料視

Uniswapは、独自ガバナンストークン「UNI」をローンチした。

10億トークンが発行されており、今後4年間に渡る「権利確定」スケジュールで利用可能になる。Uniswapコミュニティメンバーに60%、チームメンバーに21.51%、投資家に17.8%、アドバイザーに0.069%が割り当てられる。

  • 600,000,000 UNIがコミュニティメンバーへ
  • 215,101,000 UNIが4年間のロックアップでチームへ
  • 178,000,000 UNIが4年間のロックアップでUniswapの投資家へ
  • 6,899,000 UNIが4年間のロックアップでUniswapのアドバイザーへ

Uniswapは9月18日、USDT、USDC、DAI、およびwBTCプールを対象とした流動性マイニングプログラムを開始。最大手仮想通貨取引所バイナンスは、UNIトークンの新規上場を発表した。

上場時間は、日本時間17日12時で、取引ペアは、UNI/BTC、UNI/BNB、UNI/BUSD、UNI/USDTの4つとなる。詳細は、以下のページで解説している。



関連:DeFi大手Uniswap、独自のガバナンストークン「UNI」を発表 バイナンスの新規上場も

これが材料視され、FTXのDEFI-PERPが前日比2.5%高の2400ドル台を回復。関連銘柄のETH(イーサリアム)価格も上昇した。

DEFI-PERP

短期的な過熱感から一過性のバブルが警戒されるDeFi(分散型金融)市場であるが、バイナンスやFTXなどの主力取引所を筆頭にDeFi関連銘柄の上場や関連サービスが相次いでローンチ、アップデートされており、すぐに終息するとは考えにくい状況にある。

ロックアップされた暗号資産(仮想通貨)は100億ドル相当に及ぶなど急増加しているが、2年前はわずか数億ドルに過ぎなかった。

急速に高まるDeFi(分散型金融)人気を受け、Uniswap、Curve、Balancerなどの新興分散型取引所(DEX)の取引量は、過去数ヶ月間で急上昇。8月の取引量は110億ドルを超えた。

DEX出来高推移

いわゆる「流動性マイニング」需要が背景にある。これは、プールに流動性を提供するようユーザーにインセンティブを与えるものが、トレーダーの投資意欲を喚起している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/06 木曜日
16:25
ソラナ特化型戦略企業「SOLプラネット」が設立される
ソラナブロックチェーンに特化した戦略企業「株式会社SOLプラネット」が2025年11月4日に設立。外資系金融出身の野坂幸司氏がCEOを務め、企業向けにコンサルティングからインフラ構築まで一貫したサービスを提供する。
15:57
イギリス・カナダが米国に追随、ステーブルコイン規制を推進
イギリスとカナダが相次いでステーブルコイン規制計画を発表。イングランド銀行は米国と足並みを揃えた規制枠組みの導入を表明し、カナダも法定通貨担保型発行者への規制強化を打ち出した。
13:50
仮想通貨「最後の1000倍成長チャンス」はプライバシー分野、ゼロ知識証明技術が実用化された今が転換点
ソラナHeliusのMert Mumtaz CEOは、仮想通貨ではプライバシー領域が最後に残った課題であり、市場が未開拓であるため、「最後の1000倍」であり、大きなチャンスが期待できると主張した。
13:30
新規レイヤー1「モナド」、11月24日にメインネット稼働へ
モナド財団が11月24日にメインネットをローンチすると発表。毎秒1万件のトランザクション処理とEVM互換を実現する次世代レイヤー1ブロックチェーン。総額2億4000万ドルを調達し、約23万人へのエアドロップも実施。
13:20
仮想通貨が他のリスク資産に遅れを取っている理由は? 最新市場分析
大手マーケットメイカーのウィンターミュートが仮想通貨市場の最新レポートを公開した。ビットコインなどのパフォーマンスが株式など他のリスク資産より低迷している理由を分析している。
13:00
ソラナ・カンパニーが最大153億円の自社株買いを承認、仮想通貨財務企業の戦略転換が加速
ソラナ保有企業のソラナ・カンパニーが最大1億ドルの自社株買いプログラムを承認した。仮想通貨財務企業による株価対策が広がっている。
11:46
仮想通貨反発でビットコイン10万ドル台回復、トランプ大統領の「米国をビットコイン大国に」宣言再び
ビットコインが102,900ドルに反発も週初来7%安の下落基調。イーサリアムは7.6%高で市場をアウトパフォーム。トランプ大統領が「米国をビットコイン超大国に」と改めて宣言。政府閉鎖長期化で仮想通貨規制の進展に懸念も。
11:10
ウィズダムツリー、チェーンリンクと提携 ファンドデータをオンチェーン化に
ウィズダムツリーがチェーンリンクと提携し、トークン化プライベートクレジットファンドCRDTのNAVデータをブロックチェーン上に記録。機関投資家のDeFi参入を促す新たな取り組み。
10:50
ビットコイン財務企業FUTURE、下落相場も約53億円を資金調達
スイスの仮想通貨ビットコイン財務企業FUTUREは、約53億円の資金調達を完了したことを発表。出資者や支援者に著名な企業や人物が名を連ねており、今後の事業展開に注目が集まる。
10:05
仮想通貨企業戦略に暗雲、イーサリアム急落でトム・リーのビットマイン社が2600億円の含み損に
イーサリアムが3400ドルを下回り、トム・リー氏率いるビットマイン社は17億ドルの含み損を計上。企業による仮想通貨保有戦略の見直しが進んでいる。
09:45
ロビンフッド決算報告 仮想通貨取引収益が4倍に成長
投資アプリ「ロビンフッド」の2025年7~9月期決算を報告した。ビットコインなどの仮想通貨取引収益が前年比4倍増を記録し、予測市場も拡大中だ。
08:45
キリフダ、企業の売掛債権に1万円から投資できるトークン化債権サービス開始へ
キリフダは企業の売掛債権に1口1万円から投資できるトークン化債権マーケットプレイス「おカネのこづち」を年内公開する。企業の資金繰り支援と個人投資家の社会貢献ニーズを結びつけるプラットフォームだ。
07:55
フランクリン・テンプルトン、香港初のトークン化MMF運用開始
金融大手フランクリン・テンプルトンは香港でトークン化された米ドル建てマネーマーケットファンドを開始した。ルクセンブルグ登録で短期米国債を裏付けとし、香港金融管理局のフィンテック2030計画下での初の取り組みとなる。
07:15
S&P指数をオンチェーン化、ディナリとチェーンリンクの提携で
ディナリ社はチェーンリンクと提携し、S&Pデジタルマーケッツ50指数をオンチェーンで検証可能にする。米国株35社と主要仮想通貨15銘柄で構成される初のトークン化ベンチマークが第4四半期にローンチ予定だ。
06:50
「米政府はCZ氏の恩赦を精査済み」ホワイトハウス報道官が妥当性強調
米報道官は、トランプ大統領による仮想通貨取引所バイナンス共同創設者CZ氏への恩赦ついて会見で質問に応じた。徹底的に精査した上で判断を行なっていると妥当性を強調している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧