はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

キューバのYouTuberがビットコイン啓蒙活動、コロナ禍で仮想通貨の注目進む

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

キューバのYouTuberがビットコイン啓蒙活動

キューバ在住のYouTuber「エーリッヒ・ガルシア・クルス」が、金融へのアクセスが不自由な同国で、「ビットコインが便利に使える」として人々に知らせている。

キューバ政府は、インターネットへのアクセスを制限している。米国の経済制裁を受けているため、国際決済システムから排除されており、人々はクレジットカードやデビットカードを持つことが出来ない。

クルスによれば、キューバではハイテク製品市場は国によって管理されており、販売も国営店舗に限られている。

ハイテク製品が到着するのは、米国から商品を商用便で持ってきた時のみに留まり、これらの製品は非公式ネットワークを通じて販売されており、クルスもYouTubeで必要な機材をそうした場所で購入しているという。

また最近では、新型コロナウイルスの影響により商業便の運航も停止しており、こうした市場も現在は低迷していると話した。

クルスは、こうした状況で、キューバ人が世界経済にアクセスするための手段としてビットコインが役立つとして、YouTubeで仮想通貨についての知識や購入方法を発信している。

オンラインショッピングなどで仮想通貨を利用

クルスによると、キューバ人は、海外で仮想通貨を購入した親戚などを介して入手する必要がある。

キューバ在住の本人に代わってビットコインを売買できる知り合いが海外にいない場合、WhatsApp、テレグラムなどのSNS、またWebプラットフォームのグループを利用することで売り手を見つけやすくなるという。

ロイターの報道によると、金融アクセスが制限されているキューバ人は、昨年9月時点で投資のために仮想通貨を購入するようになっていた。

キューバの人々が仮想通貨に関する議論や取引を行うテレグラム上のチャンネル「キューバクリプト」の開設者は、キューバの仮想通貨利用者は昨年時点で約1万人と推定していた。

クルスは、ビットコインを使うのはプログラマーや技術分野で働く人々が多いものの、YouTubeなどのコンテンツ作成者も、今後数年間の金融セキュリティを確保するための手段としてビットコインに注目、利用を始めていると明かす。

仮想通貨のギフトカードを提供するサービス「Bitrefill」を利用するキューバ人も多いという。

キューバ発のP2Pビットコイン取引所開設も

キューバでは今年4月にP2Pビットコイン取引所「Qbita Exchange」も立ち上げられている。

キューバでは仮想通貨取引を行うことは違法ではないが、規制が整備されておらず、P2P取引所の開設は同国初となった。

国際的に利用される大手P2P取引所には、PaxfulやLocalBitcoinsがあるが、キューバでそれらを利用するのは難しい。Paxfulはキューバを積極的にブロックしようとしており、LocalBitcoinsは本人確認の手続き(KYC)を求めてくる。

こうした問題を解決するため、キューバ国民が便利に利用できるよう「Qbita Exchange」をローンチしたと創設者は説明した。

取引所開設から1週間でダウンロード数は1100に達したという。

関連:キューバ初、ビットコインP2P取引所が誕生 仮想通貨の利用拡大へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
16:30
MEXC、毎月の準備金監査を導入 Hackenを独立監査人に任命
暗号資産取引所MEXCがブロックチェーンセキュリティ企業Hackenを独立監査人に任命し、毎月の準備金監査を導入。初回報告は11月末に公開予定。マークルツリー方式による検証の仕組みも解説。
15:35
ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始
ロビンフッドがサスケハナと提携し、CFTC認可の先物取引所を買収。予測市場事業を強化し、2026年の独自取引所運営を目指す。市場規模は2035年までに955億ドルに達する見込み。
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
13:10
米CFTC、民間企業CEOにイノベーション評議会への参加を呼びかけ 仮想通貨にも対処 
米CFTCのファム代理委員長が「CEOイノベーション・カウンシル」参加者の候補者推薦を呼びかけた。仮想通貨や予測市場の規制策定に向け、業界リーダーを募集している。
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧