コロンビア政府、仮想通貨取引にサンドボックス制度を導入──規制整備と技術革新の両立へ

サンドボックス制度を導入

南米のコロンビアで、企業が暗号資産(仮想通貨)の取引を試験的に行えるプログラムが政府に認可されたことが分かった。

参加を希望する企業は、規制のサンドボックス制度を利用して実際に法定通貨と仮想通貨の取引を行うことができる。サンドボックス制度は、新しい技術やビジネスモデルを用いた事業活動の促進を目的としており、企業は対象技術の実証において既存の規制の適用を受けなくて済む。コロンビアはプログラムを通して、規制整備と技術革新の両立を目指す。

コロンビアは早くから仮想通貨とブロックチェーンに対する支援を行った国だ。同国のイバン・ドゥケ大統領は、世界から仮想通貨関連企業の誘致を促進するために、2018年に最大5年間、仮想通貨およびブロックチェーン関連企業に対する減税を約束した。

今月にはブロックチェーン分析会社Chainalysisが行った調査で、最も仮想通貨の使用が進んでいる国の9位にランクインしていることが分かっている。

関連日常的に仮想通貨が使われている国、世界2位はロシア=Chainalysis

プログラムへの参加を希望する企業は、今年の12月31日までに申請を行う必要がある。プログラムは2021年に行われる予定で、すでに4社の金融サービス企業が参加に関心を示しているという。

コロンビアでは規制当局の仮想通貨に対するスタンスが明確になっていないなどの理由で、仮想通貨に関する規制法案の審議が遅れている。今回のプログラムによって、議論が加速することが期待されている。


画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します