大物投資家が保有銘柄を明かす
ビットコイン強気派でも知られる大物投資家Tim Draperが、自身の保有する暗号資産(仮想通貨)銘柄について初めて言及した。Draperはビットコインの初期投資家でもある。
流動性プロバイダーLinqtoとの投資家カンファレンスで、具体的な保有銘柄の名前を明かした。
私は、ビットコイン、XRP、ビットコインキャッシュ(BCH)、テゾス(XTZ)、Aragon(ANT)を持っている。
仮想通貨の将来を信じているのだ。他の投資家も仮想通貨の投資に参加することを望んでいる。
Thanks @TimDraper for answering THE question at the @linqtoinc investor conference. #0doubt EVER. pic.twitter.com/AKHAF0cwzT
— Digital Asset Investor (@digitalassetbuy) September 15, 2020
Draperは今年7月、別のインタビューでビットコイン以外の銘柄も保有していることを明かし、ポートフォリオを分散していると言及した。
2019年には、2014年に「1BTC=632ドル」で購入したという約30,000BTCの大量保有に言及している。含み益は約16倍まで膨れ上がっており、時価3億ドルに相当する。
投資対象はビットコインだけでない。今年2月には、非中央集権型仲裁プラットフォームAragonの100万ANTトークンを購入した。現在価格は約310万ドルに相当し、100万ANTは流通量の2.5%ほどに当たる。
さらに3月にはガバナンストークンDMGを購入する形で、DeFi Money Markets DAOに投資した。
Draperは、大手電気自動車メーカーのテスラ、ロケット・宇宙船の開発企業のSpaceXや、ツイッターなどの初期ベンチャーキャピタリストとして知られ、新興市場の目利きには定評がある。産業分野を変革し得る主要ツールとして、ビットコインなど他の新しいテクノロジーについての将来性を見据えている。