はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

中国上場企業、年間収益の20%をブロックチェーン研究開発費に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国上場企業を調査

中国の上場企業が、どのくらいの資金をブロックチェーンの研究開発に充てているかを現地メディアが報じた。

2016年にブロックチェーン技術に取り組み始めた中国の上場企業23社を対象に調査を実施。その結果から、1年の収益のうち平均20%をブロックチェーンの研究開発に充てていることが明らかになった。この資金のうちの大部分を、政府関連のソリューションに費やしている。

中国政府の国家戦略と、それに伴う企業の研究開発が、世界に先駆けて展開するブロックチェーンビジネスを支えていることがデータからも明らかになった。

中国では昨年10月、習近平国家主席がブロックチェーンの開発・導入を推進すると発言。それ以降、国家として活発にブロックチェーンの研究や活用に取り組んでいる。

関連習近平国家主席初のブロックチェーン国際的戦略発言 仮想通貨相場急反発

今回の調査結果で注目されているのがソフトウェア企業Yuanguang Software。2016年以降、ブロックチェーン関連のリサーチに費やした額は、およそ2430万ドル(約25億円)増加した。

他には金融領域を強化するために、ブロックチェーン関連の政府のリサーチプロジェクトに、積極的に資金を投じている企業もある。

中国の上場企業がブロックチェーンを研究する目的は2つだ。1つは自社製品の品質向上。もう一方が技術の向上で、自社の認知度を上げるために技術の向上や、現行のインターネットモデルの改善、デジタルエコノミーの設計に利用している。

最近のブロックチェーン活用事例

中国における最近のブロックチェーンの活用事例には、国家ブロックチェーンインフラプロジェクト「BSN(Blockchain-Based Services Network)」がある。

「ブロックチェーンのインターネット」を目指し、国家情報センター主導で開発が進められてきたBSNは今年4月に正式にローンチした。

BSN自体はブロックチェーンのプロトコルではなく、様々なブロックチェーンを組み合わせて使用するインフラプラットフォームで、dAppsの開発や導入を迅速かつ低コストで行えるグローバルなインフラになることが目的にある。

規制の関係上、中国国内と国外でサービスを分けて提供するが、先月には国内版の仕組みが判明した。24種類のパブリックブロックチェーンを許可型のブロックチェーンに変えて、デジタル人民元などを組み込むことも視野に入れた新たなブロックチェーンシステムを中国のユーザーに提供するとしている。

関連中国の国家ブロックチェーンプロジェクトBSN、仕組みが判明

参考資料 : 証券日報

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 水曜日
17:53
実需主導へと変わるWeb3:Hotcoin、SafePal、NERO Chainが描く未来|香港Web3 Festival2025
Web3 Festivalで注目を集めた3社のリーダーたちが、業界の転換期における生存戦略を語る。SafePalのヴェロニカ氏は実用的サービスの重要性を、HotcoinのスティーブンCOOは差別化戦略を、NERO Chainのポール氏はRWAの可能性を強調した。Web3の次のステージを見据えた貴重な洞察が満載。
15:00
「ビットコイン投資は企業の購買力を守る最高の戦略」フィデリティ提唱
フィデリティ・デジタルアセッツのリサーチ責任者が企業向けカンファレンスで講演し、企業にとってのビットコイン投資の重要性を解説した。
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。
11:25
米当局、「ビットコインETF承認」のフェイクニュース発信者に懲役2年の求刑求める
米証券取引委員会のXアカウントを乗っ取りビットコインETFについて偽情報を流した被告に、米検察が懲役2年を求刑した。金融犯罪への厳格な姿勢を示す判断である。
10:45
ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析
K33リサーチとQCPキャピタルの分析によると、ビットコインは100,000ドルを超え、健全な上昇を見せている。米中関税合意を背景に、BTCとETHは安定化を図りながらも新たな動きを見せ始めている模様。
10:20
VanEck、RWAトークン化ファンドを開始 イーサリアムなどに対応
資産運用大手ヴァンエックは、同社初のRWAトークン化ファンド「VBILL」をローンチ。イーサリアム、ソラナ、アバランチ、BNBチェーンのブロックチェーンに対応する。
07:55
XRPの価格動向 バイナンス先物データに見る強気の兆しとは、アナリスト分析
アナリストBorisVestの分析によると、XRPはバイナンスで売り圧力が吸収され、強気シグナルが点灯。OI(建玉)の上昇と共に、価格上昇の可能性が高まる模様だ。
07:15
ビットコインの「実現価格」が示す強気相場継続のシグナル、Cryptoquantアナリスト分析
Crypto Daの分析によると、仮想通貨ビットコインの「実現価格」が上昇を続けており、強気市場が続くことを示唆。マイクロストラテジーや機関投資家のBTC購入が価格上昇を牽引。
07:05
タイ政府、デジタル投資トークン「G-Token」発行へ
タイのピチャイ財務相は、デジタル投資トークン「G-Token」の発行計画を発表。発行規模は200億円であることや仮想通貨ではないことなどが明らかになっている。
06:10
米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
SECがグレースケールのソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期。ブラックロックのビットコインETFにおける「現物償還方式」導入の是非も引き続き審査へ。
05:55
ビットコイン準備金法案など2件に拒否権発動 ボラティリティ懸念で、アリゾナ州知事
アリゾナ州のホブズ知事がビットコイン準備金や州機関による仮想通貨決済法案を拒否。唯一署名したのは仮想通貨ATMの詐欺対策強化法。全米でビットコイン投資への慎重姿勢が広がる中、アリゾナも追随。
05:40
ソフトバンク出資の『21キャピタル』、合併に向け約680億円のビットコイン取得
テザーが約4812BTC(680億円相当)を取得。買収合意に基づきキャンター・エクイティ・パートナーズとの合併に活用。Strike創業者が率いる『21キャピタル』はビットコイン特化企業として始動へ。
05:30
ロンドン資産運用会社がイーサリアムを大量購入、過去一週間で700億円相当分取得
ロンドン拠点のAbraxas Capitalが、過去6日間で約21万ETHを取得。AaveからUSDTを借入しBinanceに入金。ペクトラ・アップグレードを契機にETH価格は急上昇。
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧