CoinPostで今最も読まれています

リップル社CEOのCNNインタビュー|Flare Networkにポジティブ、国外移転は一旦保留

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社CEO、国外移転は一旦保留か

米大手メディアCNNのインタビューにて、米リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOが仮想通貨を取り巻く環境について答えた。

不透明な規制について

「米国は、仮想通貨規制の明確化において、英国やシンガポール、日本などのG20加盟国に遅れをとっている。」との認識を示し、「20年前にインターネット規制を明確化したことで投資家を招致しやすくなり業界が発展、世界的企業に成長したアマゾンやグーグルの台頭に至った」と指摘した。

規制の明確化は、米国企業の新テクノロジー採用に繋がり、ブロックチェーン業界において米国企業が活躍する土壌形成に貢献すると期待するガーリングハウス氏だが、米国の規制の遅れが、ブロックチェーンなど新たなテクノロジー革命で遅れをとる要因となっていると警鐘を鳴らした。

このような現状を受け、米国に本拠を構えるリップル社は、クライアントの95%が米国外となっている。対照的に、英国、アラブ首長国連邦、スイスでは、「企業がブロックチェーン技術を支援しやすい環境にある」と述べた。

国外移転の可能性について

10月のインタビューでは、XRP証券問題など規制面の不透明さを背景に米国外へ企業移転も辞さない姿勢を示していたが、11月の大統領選挙でバイデン政権に変わる影響を見極めるため、国外移転は一旦保留する方針を示した。

気候変動や環境保全を主要政策に掲げるバイデン新政権は、仮想通貨(暗号資産)領域でも規制当局による促進が見られるかもしれないと述べ、「今後2年以内に、米国でも規制の透明化が図られるのではないか」と期待した。

Flare Networkについて

リップル社が出資し、XRP保有者へのエアドロップを控えるFlare Networkについても言及。

「Sparkトークンを用いるエキサイティングなスタートアップ企業だ」とし、XRPが効率的なデジタルアセットである点を強調するさらなる事例となり得ると説明した。

リップルネットやODLを活用する顧客とは大体的に異なる点を明記しつつ、以下のようにコメントした。

多くの人々がFlareに期待感を持っている。私自身Flareの事業は非常に楽しみだ。

エアドロップという興味深いニッチを見出しており、前向きに期待している。

なお、Flareとリップルネットとのプラグの可能性については「現時点で発表するものはない」とした。

今後の展望

最後にガーリングハウス氏は、アマゾンが設立当社は「本」のみを取り扱い方事業領域を拡大していったように、リップル社の将来的な目標は「価値のインターネット」の形成であると説明。ブロックチェーンによる保険サービスの効率化などを例に挙げ、長期的には送金分野のみならず、幅広い分野で様々なユースケースが考えられるとした。

米国内での規制明確化を踏まえ、「今後2年以内に上場している可能性が高い」と前向きに姿勢を示した。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧