はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

モルガン・スタンレー幹部「ビットコインは決済手段としても成功し得る」──コロナ下経済情勢で見方に変化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

通貨としてのビットコイン利用

資産運用企業「モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント」のグローバル戦略部門のトップが、「ビットコイン(BTC)は支払い手段としても、普及の可能性がある」とする見解を示した。Financial Timesが報じた。

米決済大手PayPalが加盟店の支払いで暗号資産(仮想通貨)を利用できるようにすることや、国際的に少額のBTC決済が増加していることを根拠に、現在見られる「BTC=投資の対象、BTC≠支払い手段」とする傾向が変わってきていると伝えた。

関連:PayPal、仮想通貨売買に対応へ ビットコインなど4銘柄

現在は新型コロナウイルス感染拡大に対する経済対策として、各国で法定通貨の供給が続いている傾向が、仮想通貨市場を牽引するBTCにとって追い風になっているとした上で、米ドルなどの法定通貨で「無限印刷」が続くような現状は、法定通貨に対する信任が揺らぎ、BTCを投資需要に限らず、決済利用として活用されるケースを促進させる可能性があると理由を述べた。

決済通貨としてビットコインの成功の可能性が、コロナ下の経済情勢で大きく高まったことを指摘している。

従来の通貨を、人々が信頼する唯一の価値保存手段または支払い手段と考えない方がいい。テクノロジーに精通した人々は新しい代替手段を探し続けている。

「デジタル通貨は最近発展を続けており、特にBTCは米ドルの競争相手にもなり得る存在」との見方を示した。

PayPalの見解

10月に仮想通貨業界参入を発表したPayPalも、BTCを初めとする仮想通貨は日常的な支払い手段になり得るとみて、2021年に決済サービスの展開を予定している。

同社のDan Schulman CEOは「新型コロナの感染拡大が世界に広がったことによって、消費者が現金の利用を避ける動きが加速した」と指摘。

その上で、仮想通貨はデジタル資産として、銀行を持たない人々(アンバンクド)に届く新たな決済手段になり得るとして、金融包摂への重要な一歩である点を強調している。

PayPalが提供する仮想通貨決済サービスについては、「仮想通貨の価格変動の大きさが懸念材料に挙がっていたが、その時点の正確なレートを確認してもらうことで、顧客とショップの双方が価格変動によるリスクを回避することが可能だ」と紹介し、直接仮想通貨決済であることを感じさせない設計にすることで、決済利用でも普及する可能性はより高くなるとの見解を述べている。

関連:米PayPalはなぜ、仮想通貨業界へ参入したのか?=Web Summit

参考:Financial Times

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
07:02
メタがメタバース予算を最大30%削減検討、VR・ホライゾン・ワールズが対象=報道
ザッカーバーグのメタ社がメタバース関連事業の予算を来年最大30%削減する検討を進めている。投資家から歓迎され株価が上昇した。
06:25
ロシアが仮想通貨マイニング収益の公式統計反映を検討、隠れた輸出として年間数千億円規模か
ロシア大統領府のオレシュキン副長官が仮想通貨マイニング収益を貿易収支に計上すべきだと提案した。マイニング収益は1日約10億ルーブルに達し、隠れた輸出として外国為替市場に影響を与えているという。
06:02
ソフトバンクなど出資のビットコイン企業「21キャピタル」、12月9日から「XXI」で取引開始
ビットコイン特化企業の21キャピタルとカンター・エクイティ・パートナーズの事業統合が株主承認を得た。ティッカーシンボル「XXI」として株式の取引を開始。
05:35
CFTCが仮想通貨現物取引を連邦規制市場で初承認、米国で取引開始へ
米CFTCが仮想通貨現物商品取引の許可を発表した。CFTC登録先物取引所で初めて取引が可能となり、厳格な監督と投資家保護の下で安全に取引できる環境が整った。
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場に追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:30
仮想通貨スイ(SUI)の特徴|国内取引所・手数料を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
12:26
スイの注目プロジェクト「Walrus(WAL)」、将来性・購入方法を解説
Walrus(WAL)は分散型ストレージであり、暗号資産(仮想通貨)です。Sui Networkを活用した高度な技術、将来性、買い方、投資リスクまで徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧