仮想通貨取引所Bitstamp、掲載したMessariのレポート内容で釈明に追われる

Bitstamp、レポートについて謝罪

老舗暗号資産(仮想通貨)取引所Bitstampが、過激な表現を含む報告書の掲載について、謝罪した。

ことの発端は、リサーチ企業Messariが発表した報告書の掲載にある。

Messariが9日に発表したレポート「Crypto Theses for 2021」は、リサーチアナリストの分析に基づき、ビットコインのデジタルゴールドの観点やイーサリアムの仕組みなど主要通貨のトピックをはじめ、DeFi(分散型金融)やステーブルコイン、Web3&NFT市場、FTXのCEOといった今年活躍した業界の主要人物紹介などを網羅したもの。

一定の評価を得る一方、仮想通貨XRP、ライトコイン、ステラ(XLM)など一部通貨について痛烈に批判していたことから物議を醸した。

執筆したMessariのRyan Selkis CEOが執筆したものであるが、Bitstampが同レポートの掲載契約を結んでいたことで、批判の矛先がBitstampにも向かった。Bitstampはこれを受け、「Bitstampの立場を正確に表していない、不適切な表現があった」と謝罪。130ページ以上に及ぶ報告書について、レビューしきれていなかったことを過失と認めるなど、釈明に追われた。

執筆者のSelkis氏は、「過激表現」で読者の興味を留めたかった意図があったと弁明したが、個人的な見解は変えないとの認識を示し、指摘内容の正確性について主張している。

著者:菊谷ルイス

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