はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

コロナで国際送金需要はどのように変化したのか、マネーグラム社CEOがCNNに語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コロナ禍も需要拡大の送金業界

世界有数の大手送金業者マネーグラム社のAlex HolmesCEOがCNNのインタビューに登壇し、米リップル社との戦略的提携やコロナ禍における送金実需について言及した。

世界の約200カ国で約35万拠点への送金事業を展開するマネーグラム社は、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)にも上場する世界有数の大手企業だ。

昨年までは店頭取引が高い割合を占めていたが、20年前半に新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、デジタル化(DX)を迫られていた。

直近では世界的な感染拡大の影響で各国の経済状況も悪化しており、月間失業率も米国では4月に過去最多の14.7%に到達。以後7ヶ月連続で減少しているものの、11月の失業率も6.7%と依然と高い水準にある。(参考:米労働統計局(BLS)

日本国内も例外ではない。総務省統計局の労働力調査によれば、月次の完全失業率3.1%に達するなど過去2年間の平均2.4%を上回るほか、完全失業者数はおよそ215万人と9ヶ月連続で増加している。(参考:総務省統計局

コロナ禍でも需要広がる送金事業

このような状況で、マネーグラム社の需要は拡大しているという。

Holmes氏は、海外送金において過去11ヶ月連続で3桁の成長率が見られたと言及。11月分の海外送金は136%の増加が確認されたと明かした。

また、デジタル事業においては11月時点での成長率で前年比およそ2倍まで拡大していると説明。オンライン送金の新規利用者は140%増加したほか、アプリのユーザー数やダウンロード数も増加しており、コロナ禍でモバイルでのアクセス拡大につながったようだ。

特に米国においてはデジタル化への移行が顕著だったと説明。サービスを展開する200カ国の内80カ国がデジタル取引を提供する中、現在ではグローバル事業の27%デジタル取引から構成されていることから、一部地域で劇的に需要が伸びていることを示唆する。

米国内で実施した調査によると、70%のユーザーが2019年より2020年に送金した総額が多かったと回答。コロナ禍の影響もあり、海外送金が利用されている様子がうかがえる。

リップル社との関係

マネーグラム社とリップル社は19年6月に戦略的パートナーシップを締結。提携を通してODLを「決済、資金管理やFX管理などの領域」で導入していた。

Holmes CEOは、リップル社との提携についてCNNインタビューでも触れている。

リップル社と戦略的提携を結び、早くも18ヶ月が経過した。ともにイノベーションを促進し、ブロックチェーンのグローバルな活用の開拓を進めている。

(ODLの)流動性と速度は、業界の中でも革新的だ。リップル社はブロックチェーンを活用して様々なイノベーションを起こしている。

ともに成長し、(業界の)限界を押し広げる素晴らしいパートナーシップだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
06:02
リップルの780億円資金調達、異例の年10%リターン保証で株式売却 投資家ヘッジに応じて=報道
ブルームバーグによると、リップルが11月に実施した5億ドルの株式売却で、投資家に3〜4年後に最低10%の年間リターン保証で未上場株式を売却する権利を提供していた。企業価値は400億ドルと評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧