WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

インターネットを安全に利用するためのVPN活用ガイド|オーキッド(Orchid)寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

VPNとプライバシー

VPNは、オンラインプライバシー保護に不可欠なツールです。しかし、どのくらいの頻度でプライバシーソリューションを利用すべきなのでしょうか?いつVPNに接続すべきで、いつ接続を解除すべきなのでしょうか?常にVPNに接続しておくべきなのでしょうか?それとも、無防備にインターネット上のサイトを閲覧しても安全だと確信できる状況はあるのでしょうか?

最も安全なのは、常時VPNに接続しておくことです。しかしこれは、時と場合によっては、不可能または実用的ではない可能性があります。例えば、通信速度は、VPNユーザーが最もよく出くわす障壁の一つです。VPN遅延にはいくつかの理由がありますが、単純に多くの人が同時にインターネット上のコンテンツにアクセスすることにより、帯域幅に負担がかかりすぎていることが、最も可能性の高い原因です。

とりわけ、パンデミックの渦中にて、自宅で仕事、学習、および娯楽を享受する人口が増加したことにより、インターネット通信料が急増し、平均通信速度が世界的に遅くなっています。VPNにかかるコストもまた、実用的ではない理由の一つです。

本記事では、VPNを利用すべき時について最良の判断を下せるよう、様々なVPNのユースケース、およびそれらに伴うリスクについて概説します。

VPNが必要な時

個人の好み、趣向および基準にかかわらず、常にVPNに接続しておいた方がいいアクティビティがいくつかあります。このような慎重に行うべきアクティビティをVPNの保護なしに実施した場合、データが失われた、盗用された、または操作された場合、ユーザーは煩わしく、修復不可能かもしれない損害を被る可能性があります。

プライバシーを強化し、セキュリティを脅かす可能性のあるリスクから自身を保護するために、VPNが不可欠な主要分野の一つが、金融です。銀行業務は、私たちの生活、生計およびデジタルアイデンティティの基礎となっており、重要であると同時に、扱いに注意を払うべき機能です。個人の金融情報が漏洩および誤用されることは、私たちがオンラインで直面している脅威の中でも特に深刻なものであるため、利用できる全てのツールを利用し、自身のプライバシーを保護することが非常に重要です。

銀行業務にVPNを使用することは、動画のストリーミング、またはウェブサイト閲覧などのアクティビティにVPNを使用することとは異なっています。VPNを介してオンラインで銀行を利用する場合、私たちは単にCookie(クッキー)やファイアウォールを避けているだけではありません。

金融のように、特に注意を要する機能を利用する際にプライバシーツールを用いることにより、私たちはデータを積極的に保護しようとしています。VPNに接続することにより、パスワード、政府発行の身分証明書および個人の経歴を違法に入手しようとしている人たちから、そのような情報を守ることができます。

悪意ある人々は、常に機密情報へのアクセスを企てています。セキュリティの甘いパブリックWi-Fiネットワークには、特に目を光らせておくべき脅威が存在しています。犯罪者は、このようなネットワークを操作することにより、同じ時に同じネットワークにVPNなしで接続している人なら誰でも、簡単にハッキングしてしまいます。

だからこそ、パブリックまたはセキュリティ対策がとられていない、ワイヤレスのネットワークからインターネットへアクセスする際は、常にVPNを利用すべきなのです。強力なプライバシーツールを介したトラフィックは、ハッカーであっても簡単には解読できません。VPNを利用することにより、銀行口座の確認や機密のビジネス連絡など注意が必要なアクティビティを、空港やカフェなどのWi-Fiを介して行うことができます。

おそらく一般的にハッカーは、個人情報よりも職場の機密データをターゲットにしているでしょう。行政機関などの場合、国家機密が最もリスクに晒されており、データが盗まれてしまうと、法律面で複雑な影響が生じる可能性があります。大企業の場合、十分なプライバシー対策が講じられなければ、何百万ドルものお金、重要情報、および何年にもわたる努力が脅かされてしまいます。単にウェブサイトを何度も訪れたことにより怪しいと判断され、重要な調査の主題を、意図せずに漏洩してしまったジャーナリストもいます。

リスクがそこまで高くない状況

以上で見てきたように、金融および職場の機密データを取り扱う際や、セキュリティの甘いネットワークに接続する際など、強力なプライバシーツールなしでは、インターネットに接続すべきでない状況がある一方、VPNなしでもリスクがそこまで高くはない場合も存在しています。

メッセージ送信、道順の確認、およびショッピング等では、比較的危険度が低いと考えられています。これらのアクティビティでは、状況にもよりますが、VPNを使わなくてもそこまでリスクが高くありません。しかし、機密情報を共有する際に、絶対に安全ということはありません。例えば、クレジットカード情報を入力しオンライン決済を行う際は、常に細心の注意を払いましょう。

最後に、VPNなしでも基本的なプライバシー対策は実践すべきです。何よりもまず重要なのが、プライバシー保護に尽力しているウェブブラウザを利用することです。これに適した選択肢の一つが、MozillaのFirefoxです。FirefoxのHTTPS Everywhereというプラグインにより、ブラウザでは、通常暗号化されていないウェブサイトの暗号化が強制的に行われます。さらに、常にhttpsに接続することにより、最新のプライバシー基準に従っていることが保証されています。

自分のプライバシーは自分で守る

私たちは、プライバシーに関する決定権を持っています。広範囲に及ぶ監視、追跡およびデータ共有ができるよう、インターネットは最適化されてきました。このような情報収集は、アプリのダウンロードからメッセージ送信および送金に至るまで、想像しうる全ての側面で行われており、中には比較的被害の少ない場合もあるでしょう。

しかし、たとえリスクの低い状況においても、データが悪の手に渡ってしまった場合、私たちの情報は危険に晒されてしまいます。機密な金融または職務データなどを取り扱うインターネット上の行為においては、強力なプライバシー保護ツールを利用しない限り、絶対に安全とは言い切れません。

関連:「広告主は私たちよりも先に私たちが欲しいものを知っている」 オーキッドがプライバシー保護に助言

関連:ウェブサイトの閲覧履歴を完全に消去する方法|オーキッド(Orchid)寄稿

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/14 水曜日
10:50
ポリマーケット、IPOとトークン発行の選択肢を検討
ブルームバーグは13日、ポリマーケットが伝統金融の市場への新規株上場(IPO)とトークン発行を主な選択肢として検討していると報じた。同社は正式発表や時期を示しておらず、評価額210億ドルの新ラウンドを調達中だ。
10:10
エバーノース、ナスダック上場に合わせXRP運用の責任者に元コインベース幹部を起用
仮想通貨XRPを保有・運用するエバーノースは12日、元コインベース・アセット・マネジメント共同最高投資責任者のヒューゴ・ジャンデボーズ氏を最高投資責任者に迎えると発表した。ナスダック上場に合わせ、XRPの運用戦略を担う体制を整える。
09:50
6年超休眠ビットコインクジラ、600億円相当BTCを移動
6年超休眠していた仮想通貨ビットコインのクジラが12日、約4,582BTCのビットコインを5つのアドレスへ送金した。受け取り時の評価額は約4,080万ドル。先週にも別のクジラが動いた。
09:00
米フェデレーテッド・ハーミーズ、トークン化ファンド発行へ
米フェデレーテッド・ハーミーズはトークン化証券ファンドを発行するために、ブロックチェーン基盤の証券のための市場インフラを提供するプロメテウムと戦略的パートナーシップを締結。今後の計画を説明した。
08:20
ストライブ、436億円相当ビットコインを追加購入 1月以来最大
仮想通貨ビットコインを保有する米上場企業ストライブは13日、5日から9日にかけて3,311BTCのビットコインを取得したと開示した。購入額は2億8,000万ドルで、1月以来最大の取得となった。
07:50
BNY、トークン化米国債を担保に三者間レポ実施 数分で決済完了
米金融大手BNYが13日、トークン化した米国債を担保に使う三者間レポをシタデル・セキュリティーズと完了した。大手の三者間レポ基盤では初の事例で、2年物米国債は約定後、数分以内に決済された。
07:05
トレザーウォレット、正規販売店網を縮小 予防措置と説明
仮想通貨ハードウェアウォレットのトレザー(Trezor)がレジャーウォレット事件を受けて正規販売店網を縮小する。書簡を受け取った販売店の認定は2027年1月1日に終了し、トレザーは端末の侵害の証拠はなく予防措置だと説明した。
06:15
S&Pダウ・ジョーンズ、カントンでトークン化指数参照の初のOTCデリバティブ取引完了
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスらは13日、カントン上でトークン化した指数を参照する初のOTCデリバティブ取引が完了したと発表した。DRWとマレックスがデリブネックス上で実行した。
06:05
リップルとPrivyが提携、XRPレジャーの決済・AI向けウォレット基盤を開発者に提供
ストライプ傘下のPrivyがリップルと提携し、XRPレジャー上のウォレットを開発者がプログラムで作成・署名できるようにすると13日に発表。XRPやRLUSDに加え、AIエージェント向けのx402決済にも対応する。
05:42
スイ、Devネットで耐量子取引に初成功|メインネット導入は2027年Q1目標
仮想通貨スイ(Sui)の開発元ミステン・ラボは、開発者ネットで耐量子署名ML-DSA-65に対応し、初の耐量子取引の処理に成功したと発表。メインネットでのアカウント認証は2027年第1四半期が目標に。
05:00
レジャーウォレット、不正部品がリカバリーフレーズを画面から読み取る手口を公表
仮想通貨ウォレット大手レジャーは13日、東南アジアの販売店クリプトビリス経由の製品に仕込まれた不正部品が、画面表示のリカバリーフレーズを読み取りLTEで送信する手口を明らかにした。確認済みの損失はすべてクリプトビリス経由だという。
10/13 火曜日
21:30
メタプラネット、初のユーロ円建転換社債を520億円相当分発行へ
メタプラネットは13日、想定発行額520億円、利率0%の同社初のユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行を発表した。仮想通貨ビットコイン担保の有利子借入の一部を無担保・無利息の資金に置き換え、借入返済と自己株式取得に充てる。
19:16
利上げ後アルトコイン中央値は21%上昇、実質金利が鍵=バイナンス・リサーチ
バイナンス・リサーチの週次レポートによると、9月の利上げ以降、BTCは9.3%、ETHは2.7%上昇した一方で、その他194銘柄の中央値は21%上昇した。米10年債の実質金利上昇を軸に、株式・仮想通貨市場の動向と今後の注目材料を解説する。
17:15
韓国地銀、ビットコイン担保のウォン建て融資を開始
韓国の全北銀行が法人向けに仮想通貨ビットコイン担保のウォン建て融資を開始したと伝えられる。背景の一つには民事執行規則改正があり、担保は外部のカストディ業者が保管する。
13:05
米上場ビットコインマイナーIREN、AIクラウドでアンソロピックと複数年契約か=報道
The Informationは仮想通貨採掘・データセンター企業IRENと生成AIのアンソロピックが複数年のクラウド契約を結んだと報じた。現在のところ両社とも公式発表はしていない。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧