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ビットコインが伝統的なポートフォリオ比率に加わる可能性──金融大手フィデリティがレポート公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの資産価値

米金融最大手Fidelity Investments(以下、フィデリティ)のグローバル・マクロ部門でディレクターを務めるJurrien Timmer氏が、投資家がコロナ禍の経済状況を考慮し、ビットコイン(BTC)をポートフォリオに加えるか検討する可能性があるとの見解を示した。

ビットコインは安定した価値の保存手段として、「デジタルゴールド」の地位を確立する可能性があり、インフレヘッジ手段になり得ると説明。伝統的な株式と債券の投資比率、いわゆる「株60%:債券40%」のポートフォリオにおいて、債券側の比率にビットコインを組み入れることを望む投資家が現れると見ている。

Timmer氏は26年間フィデリティに在籍する金融業界のベテラン。その前には他の企業で10年間、債券の販売や取引に携わった。フィデリティの子会社「Fidelity Digital Assets(FDA)」は、暗号資産(仮想通貨)の関連事業を行なっている。

関連:新たなビットコイン投資信託「OBTC」、フィデリティ仮想通貨子会社がカストディ担当

Timmer氏はビットコインだけでなく、ゴールド(金)もポートフォリオの債券側に組み込まれると主張。その上で、ゴールドよりもビットコインの方が優れている点として、供給量の上限が設定されていることを挙げた。

半減期を迎えるごとにビットコインの供給量は徐々に減少しているが、ゴールドの供給量は毎年着実に増加しているとして、その優位性の重要性を説いた。それを示したフィデリティのグラフが以下で、左側のグラフの緑がゴールド、青がビットコインの供給量を表している。

リスクも指摘

一方、Timmer氏はリスクもあると指摘する。ビットコインはメインストリームに認知されてきているとし、より多くの投資家に資産として認められつつあるが、価格変動が大きいこと、他の銘柄との競争に負ける可能性があること、規制によって利用が制限される可能性があることをビットコインの主なリスクだとしている。

これらの理由で、慎重な投資家はポートフォリオにビットコインを加えることに抵抗感があるケースがあるが、検討に動いている投資家は、「ポートフォリオに加えるかどうか」ではなく、「どのくらい加えるべきか」を検討しているとした。

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