はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

4/19開催のG20会議:仮想通貨規制議論再び|6月に規制案提出予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

3月にブエノスアイレスで行われたG20会議
3月初頭にブエノスアイレスでG20会議が行われ、仮想通貨規制計画の議論が行われました。その中で、各国の代表達が仮想通貨の重要性について理解し、仮想通貨が銀行業の過程を大幅に革新すると考えていることなど、複数の肯定的な発展が見受けられ、今後の発展を見越した規制が必要であると主張されました。
4月にワシントンDCで行われるG20会議
ワシントンDCにて4月19、20日に、財務大臣・中央銀行総裁第2会議が行われ、前回に引き続き、仮想通貨規制への議論が行われる予定です。そして、最初の実用的な仮想通貨規制案は、6月に財務大臣・中央銀行総裁第3会議にて提案されることが決まっています。

G20での仮想通貨規制議論が進行中

世界で最も経済が発展した国々で構成されたG20は、2018年に仮想通貨市場規制計画の議論を始めており、今週もその議論が引き続き行われました。

その中で、各国の代表達が仮想通貨の重要性について理解し、仮想通貨が銀行業の過程を大幅に革新すると考えていることなど、複数の肯定的な発展が見受けられました。

全ての国家において、その技術への適応を行い、悪意のあるエージェント達が不正を行うのを防ぎ、消費者達を詐欺から守るために、規制機関は、規制の枠組みを構築する必要があると判断しました。

一方で、G20加盟国は、その提案される規則が、その新技術の発展を阻害するべきではないと主張しました。

そして、最初の実用的な規制提案は、6月に財務大臣・中央銀行総裁第3会議にて提案されることが決まっています。

CoinPostの関連記事

韓国:G20を受け仮想通貨課税方針を6月までに公表・世界統一税率の動きも
2018年3月に行われたG20財務相・中央銀行総裁会議では、仮想通貨規制案の発表は見送られた形となりましたが、仮想通貨へ対する課税ガイドライン策定が検討されており、その中でも統一した税制の枠組みの策定に取り組むことは、関心の高い事項となっています。

ワシントンでの会議はどのような意見が出るのか

世界の経済的なリーダー達は、ワシントンDCにて4月19、20日にかけて、財務大臣・中央銀行総裁第2会議に出席します。

そして、より具体的な政策について、先月のブエノスアイレスでのアジェンダについて引き続き議論を続ける予定です。

結果的に、仮想通貨業界に対する規制提案は、保護貿易主義やシリア攻撃の激化による世界的金融影響のような国際的なアジェンダと同様、主要議題の1つとして取り扱われるでしょう。

国際通貨基金(IMF)や世界銀行グループもその会議に参加する予定で、22人の財務大臣、18人もの中央銀行総裁、そして、9人の国際的組織のリーダー達を含む計55人の代表達が参加する予定です。

この会議は、4月18日に国際的な商業の未来や、金融的脆弱性を含む国際的経済へのリスクなどが議題に上がったG20の金融次官第3会議に続いて開催されました。

アルゼンチンのG20で最優先事項に挙げられている3つのうちの1つが職の将来についてです。

ここでは、新しいテクノロジーが現在と未来の仕事市場、そして、金融への引き入れ、公平性、男女平等に焦点を当てた成長性と雇用に与える影響の見極めを行おうとしています。

これは、仮想通貨規制案が提示される6月に、公共の政策文書の発展を進める合意に至ることを目的としています

その会議への参加者達は、国際的な経済においてのリスク、適切な予防措置、実現に向けた必要な行動を特定するため、金融の発展を評価することが求められています。

さらに、2017年のドイツで行われたG20で先駆的な取り組みとして発足したアフリカの民間分野への投資を推進するアフリカへのコンパクト(Compact with Africa、CWA)に焦点を当てたセッションも行われる予定です。

Cryptocurrency Regulation Back on G20 Agenda in Washington Meet Today

Apr 19, 2018 by Cássio Gusson

参考記事はこちらから

CoinPost考察

前回3月のG20会議では、麻生太郎財務相が欠席しましたが、今回財務事務次官のセクハラ疑惑で取り沙汰され、賛否が分かれている中、参加することになっています。

日本は仮想通貨の法整備に関しては先進国の中でも進んでおり、各国から注目を集めています。

特にアメリカなども進める取引所ライセンス制に関して、先陣を切っている状況です。

しかし日本でも、ICO規制、また税の部分など、まだ整備されているとは言えない状況であるため、日本も含めた各国で議論が進み、その中での取り決めが国際標準化する可能性もあるでしょう。

一方で、前回のG20会議では「世界の金融市場にとって仮想通貨が及ぼす影響は、まだ限定的であるため、現状を見守っていく」という結論に至っていたため、6月に提出予定の規制案でもそれほど多くの規制がかけられることはない、との意見もあります。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
07:00
JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧