はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

日本の仮想通貨送金ルール導入目処、2022年4月か【FATF・トラベルルール】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トラベルルール導入について

金融活動作業部会(FATF)が進める仮想通貨の国際的な送金ルールとなる「トラベル・ルール」について、金融庁が日本の暗号資産(仮想通貨)交換業協会(JVCEA)に対し、2022年4月を目処に導入を進めるために体制整備を進めるよう求めた。

金融庁が31日、「暗号資産の移転に際しての移転元・移転先情報の通知等(トラベルルール)について(要請)」とする内容で、要請したことを公表した。

トラベル・ルールは、仮想通貨取引所などのVASPに対して、取引の送金者と受取人の情報を収集・交換し、その情報の正確性を保証することを求めるマネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策。非中央集権下で拡大する国際送金ネットワークをVASPを中心に管理し、犯罪等を防ぐことを目的とする。

金融庁は31日のリリースで、日本の交換業者も同ルールを的確に実施していくことが求められると強調。JVCEAとして、トラベルルールの的確な実施に向けた検討を実施し、技術面や運用面での課題を解決。速やかにトラベルルールを実施する体制を整備するよう求めた。

また、本リリースで新たに判明したのが、日本のJVCEAがトラベルルールを導入する予定時期。内容によると、JVCEAは「2022年4月」を目処としているという。

トラベルルールのガイダンス

一方、トラベルルールについては、新たに発表されたガイダンスがプライバシーとイノベーションの観点から問題があるとする指摘も相次いでいる。

ガイダンスが初めて発表されたのは2015年。2019年に更新版が出されたあと、2019年版をさらに修正する草案が今年3月に提出されたばかり。

具体的には、新ガイダンスに関する内容は、スマートコントラクトやレイヤー2技術の参加者を含むネットワーク参加者にまで監視義務を課すことを提唱する「非カストディ事業体への監視義務」で、非中央集権モデルのイノベーションを阻害する可能性があるとする意見などがある。(詳しくは以下の記事にて)

FATFの仮想通貨ガイダンス修正案に大きな問題点か、米業界団体が指摘
金融活動作業部会が発表した仮想通貨ガイダンスの最新案には、これまでの世界的なコンセンサスを覆す多くの問題点が含まれると、米ワシントンDCに拠点を置く仮想通貨シンクタンク、コインセンターが警鐘を鳴らした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:00
ブラックロックCEO、資産トークン化を次の成長戦略に 620兆円市場狙う
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが、不動産から株式・債券まであらゆる資産のトークン化を次なる成長戦略と位置づけた。世界のデジタルウォレットに保管された約620兆円の資金に着目し、ETFのトークン化を視野に入れている。
14:15
ソルメイトが75億円相当ソラナを購入、キャシー・ウッドのアークが主要株主に
ナスダック上場のソルメイト・インフラストラクチャーがソラナ財団から75億円相当のSOLを15%割引で購入。米大手ヘッジファンドアーク・インベストが11.5%の同社株を保有している。
13:45
バイナンス、仮想通貨の上場費用告発を否定
バイナンスはリミットレス・ラボのヘザリントンCEOがトークン供給量の8%要求を告発したことに対し、虚偽で名誉毀損的だと反論。取引所は上場手数料を請求していないと表明した。
13:20
ニューヨーク市、全米初の自治体仮想通貨専門局を設立
ニューヨーク市のアダムス市長が行政命令に署名し、全米初となる自治体の仮想通貨・ブロックチェーン局を設立した。モイセス・レンドン氏が局長に任命され、責任ある仮想通貨の利用を促進する。
11:40
バイナンス、韓国への再進出なるか 当局がGopax買収で二年半ぶりに審査再開=報道
韓国当局が仮想通貨取引所バイナンスのGopax買収審査を約二年半ぶりに再開したと伝えられる。米国での訴訟取り下げが背景で、今年中の役員変更承認の可能性もある。
11:25
テザー、セルシウス破産管財団に約450億円和解金支払う
ブロックチェーン・リカバリー・インベストメント・コンソーシアム(BRIC)は、テザーがセルシウスネットワークの破産管財団に約450億円を支払ったと発表した。2024年8月に提起した訴訟が和解に至った。
10:40
ウィズダムツリー、ステラ(XLM)ETPを欧州市場で上場
米ウィズダムツリーがステラブロックチェーンのネイティブトークンであるXLMに投資できるETPを欧州で立ち上げた。現物裏付け型で管理報酬は0.50%と欧州最低水準となる。
10:25
米カリフォルニア州、休眠仮想通貨の強制清算を阻止する法案成立
米カリフォルニア州で休眠仮想通貨の自動清算を禁止する法案が成立。現物のまま州政府に移転され所有者は価格上昇時に恩恵を受けられるようになる。
10:20
イーロン、ビットコインのエネルギー基盤構造を評価
イーロン・マスク氏は、仮想通貨ビットコインは法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿。最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。
08:00
S&Pグローバル、チェーンリンク経由でステーブルコイン評価を提供開始
S&Pグローバルがチェーンリンクと提携し、ステーブルコイン安定性評価をブロックチェーン上で提供すると発表した。格付け機関の評価がスマートコントラクトで直接利用可能になるのは業界初となる。
07:10
メタプラネットの企業価値、初めて保有ビットコインの価値を下回る
仮想通貨ビットコインの財務戦略企業メタプラネットは、mNAVが一時的に初めて1を下回った。これは、市場がメタプラネットを保有するビットコインの価値よりも低く評価していることを意味する。
07:00
ブータンが国民IDシステムをイーサリアムに導入、世界初の事例に
ブータンが国民デジタルIDプラットフォームをイーサリアムに統合し、人口規模のID管理システムを公開ブロックチェーンに接続した初の国となった。2026年第1四半期までに完全移行を予定している。
06:35
シティグループ、2026年に仮想通貨カストディサービス開始へ
米金融大手シティグループが2026年に仮想通貨カストディサービスを開始する計画。過去2~3年間開発を進め今後数四半期以内に市場投入する見込みだ。
06:15
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制を導入へ=報道
金融庁が仮想通貨のインサイダー取引を禁じる規制を導入と日経が報道。未公開情報をもとにした売買を禁止し違反者に課徴金を課す金商法改正案を2026年国会に提出。
06:05
米下院議員、401k退職金制度への仮想通貨投資解禁法案を提出
米下院議員が401k退職金制度での仮想通貨投資を可能にする法案を提出と報じられた。トランプ大統領の大統領令を法制化し恒久的な措置を目的とする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧