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「株式上場目前の米最大手取引所コインベース、相場の方向感に注視」bitbank寄稿の仮想通貨週次市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の相場の動きは

ビットコイン(BTC)市場は9日、前日比+2.7%の636万円に。58,000ドル水準に回復している。またCoinPostは、Linksと提携し、運営するウェブメディアにトークンインセンティブを組み込む新たな施策を展開した。


目次
  1. 各市場の騰落率
  2. bitbank寄稿

各指標の騰落率一覧

4/9(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。

CoinPostで作成

月初来騰落率

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年初来騰落率

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(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)

(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照、各銘柄の価格はTradingviewを参照)

4/2〜4/9のBTCチャート

CoinPostで作成

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週のビットコイン(BTC)対円相場は、9日正午時点の終値ベースでほぼ横ばい。相場は先週より対ドル2月高値(第1図青帯)を巡る攻防を繰り広げており、今一つ方向感を示せずにいる。

先週は6万ドル(≒663万円)を試す展開を演じたビットコインだったが、これに失敗すると、最高値を高進したイーサリアム(ETH)の反動安や失望売りで上値の重い展開となり、対ドル2月高値を割り込んだ。

週明けには、イースターの連休が明けたNY市場のリスクオンに連れて650万円にタッチするが、アルトターンでビットコインから資金が抜ける形となり反落。その後はXRPを筆頭に今週上昇した主要アルトの反落に連れる形で、一時は対ドル2月高値水準から下放れとなるも、7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が予想以上にハト派な内容となり反発。

翌8日の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨や、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言もリスク資産の追い風となる内容となり、足元の相場は再び2月高値を試す展開となっている。

第1図:BTC対円チャート(1時間足)出所:bitbank.ccより作成

今週もアルトコインに振り回される場面が多々あったビットコインだが、市場の占有率を示すドミナンスは昨年9月ぶりに50%台半ばの水準まで落ち込んできており、市場のサイクルから見ればビットコインに資金が回ってくるまでもう少しの辛抱かと指摘される。

ただ、7日の下落から戻りも順調にも見える一方で、対ドル2月高値や6万ドル水準はこれまで強い抵抗帯となってきており、このエリアの上抜けには何かしら強い材料が必要そうだ。来週14日には米主要暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのナスダック上場という、業界にとっては歴史的なイベントを控えており、これを切っ掛けに相場が方向感を示せるか注目したい。

目先では、ビットコインの出来高は引き続き低調な傾向が続いている上、ボリンジャーバンドもスクイーズで相場がレンジで推移していることがわかり、「閑散に売りなし」の状態で足元の水準で上値が重くも底堅い展開が予想される(第2図)。

第2図:BTC対円チャート(日足) 出所:bitbank.ccより作成

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

前回レポート:強気アノマリーの第2四半期へ、底堅い展開期待も|bitbankアナリスト考察

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

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