はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米仮想通貨取引所クラーケンが計画する株式上場、過剰規制が最大の障壁か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースに続きクラーケンも上場を計画

米カルフォルニアに拠点を置く仮想通貨(暗号資産)取引所のクラーケン(Kraken)が計画する株式上場に向けて、米国の規制状況が障壁となるとの懸念をCEOが表明した。

クラーケンのジェシー・パウエルCEOは、米国の規制の重さが米国企業に不利な状況を生み出していると、FOXビジネスのインタビューにて語った。

以前より報道されたクラーケンの上場計画について、2021年下半期にも直接上場を行う計画であることを明かしていた。あくまで計画であり、状況に応じて方針を変える可能性もあるという。

14日に上場を控える大手コインベースも直接上場という方式で株式を上場させる。クラーケンはそれに追随する形だ。

関連コインベース上場直近:ナスダックが参考株価を公開

老舗仮想通貨取引所として知られるクラーケンは2011年に設立、2014年にはハッキングにより破綻したマウントゴックスに際して、その後の処理において支援を行ったことで知られる。また、取引所における高いセキュリティの技術を特徴としている。

関連:マネックス証券、米仮想通貨取引所「コインベース株」上場当日より取扱いへ 14日NASDAQ上場予定

東京などへの移転も検討

パウエル氏は、直接上場を行う計画について問われると、米国の規制の厳しさに言及した。

米国の規制当局は、国際的にも歴史的にも最も厳しい。SECやCFTCなどとは定期的に対話を行っているが、彼らは国際的競争相手にはシャットダウンさせられないプロダクトを、我々に対してシャットダウンするよう求めてくる。

これは米国企業を不利な立場に追い込むことになり、過度な規制によっては米国を離れざるを得ない可能性があるとした。

仮想通貨やブロックチェーンは、インターネットのように国家のセキュリティや経済の問題として扱うべきだ。米国はこの領域を支配できる可能性もあると考えている。しかし、競合する国家が存在する以上、墓穴を掘って後れを取ることもあり得る。

その中で、外国への移転の可能性について問われると、東京や英国、アラブ首長国連邦(UAE)などを挙げ、暗号資産規制が頑健で、ビジネスに寛容な場所とした。

いくつかの国でライセンスを取得した。東京や英国は非常に頑健な暗号資産規制を持っているし、UAEはビジネスに寛容だ。(中略)我々にとっても良い拠点になるだろう。

クラーケンは、2020年9月に日本において暗号資産交換業としての登録を果たしたのち、2020年の10月22日に、日本におけるサービスを再開した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:54
ビットコインの買い方、取引所選びの完全ガイド
ビットコインの買い方(始め方)を徹底解説。SBI VCトレード・bitbank・Coincheckなど主要取引所を比較し、安全な購入方法や投資メリットを初心者向けに解説します。最適な取引所選びで失敗しないコツも紹介
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧