はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米大手仮想通貨カストディ企業BitGo、保険対象額を最大7億ドルに拡大=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BitGo、7億ドルまで仮想通貨を補償へ

米大手暗号資産(仮想通貨)カストディ企業BitGoが、提供する保険の補償額を大幅に増額することが分かった。The Blockなど複数メディアが報道した。

背景には、ヘッジファンドから一般企業にいたるまで機関投資家の仮想通貨に対する需要が増加していることがあるとみられる。

BitGoは世界最大の保険組合であるLloydsと提携し、2019年より、最大1億ドルまで仮想通貨資産を保険でカバーするサービスを開始している。また2020年には顧客が、1億ドルを超過する分についても補償するオプションを追加購入できるプログラムも導入した。

今回は、この動きをさらに拡大して6億ドルまで補償額を追加できるようにするもの。最大7億ドル(約760億円)の保険を提供することになる。

法的に規制される仲介業者や企業などの機関が仮想通貨を扱う上では、保険による補償を得られることは重要だ。このため今回のBitGoの動きは、仮想通貨がさらに広く採用されていく上でも意義があると考えられる。

コールドストレージの資産が対象

The Blockによると、BitGoの歳入責任者Pete Najarian氏は、「仮想通貨は長い間、保険に加入できない資産と考えられてきた」と話している。現在、そうした状況が前向きに変化しつつあるようだ。

補償対象となるのはコールドウォレット(インターネットから切り離された貯蔵庫)で保管される資産で、貴金属や美術品に使われることの多い「Specie」という種類の保険を提供する。一般的にSpecieは高価で持ち運び可能な商品をカバーする保険だ。

BitGoと提携する保険仲介企業Woodruff Sawyerの責任者Jacob Decker氏は「Specieは、不正行為(内部関係者が関与するものも含む)、また火災、洪水、地震による重要な物の物理的破損を対象とする」と述べている。

Galaxy Digitalと買収交渉中か

なおcoindeskの報道によると現在、著名投資家Mike Novogratz氏率いる米仮想通貨投資企業Galaxy Digitalが、BitGoと買収の協議を行っている模様だ。

BitGoのMike Belshe CEOは以前、様々な企業から買収案を持ちかけられていると話している。

昨年10月には、決済大手PayPalとの買収交渉がなされていたが、成立には至らなかった。その後、PayPalは今年3月に仮想通貨カストディ企業Curvとの買収交渉で合意に達したことを発表。

関連米PayPal、仮想通貨カストディ「Curv」を買収へ

仮想通貨市場が拡大していることから、大手仮想通貨企業によるカストディ部門取得の需要も伸びているようだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
16:30
MEXC、毎月の準備金監査を導入 Hackenを独立監査人に任命
暗号資産取引所MEXCがブロックチェーンセキュリティ企業Hackenを独立監査人に任命し、毎月の準備金監査を導入。初回報告は11月末に公開予定。マークルツリー方式による検証の仕組みも解説。
15:35
ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始
ロビンフッドがサスケハナと提携し、CFTC認可の先物取引所を買収。予測市場事業を強化し、2026年の独自取引所運営を目指す。市場規模は2035年までに955億ドルに達する見込み。
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
13:10
米CFTC、民間企業CEOにイノベーション評議会への参加を呼びかけ 仮想通貨にも対処 
米CFTCのファム代理委員長が「CEOイノベーション・カウンシル」参加者の候補者推薦を呼びかけた。仮想通貨や予測市場の規制策定に向け、業界リーダーを募集している。
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧