はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの買い時は、仮想通貨の下落相場でみる「2つの指標」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン市場

週末の仮想通貨市場は、前週から続く軟調な相場が継続。ビットコインは5万ドルを大きく割り込み、一時500万円目前まで下落。アルト市場にも売りが広がった。

コインベースの上場日(4月14日)を境に、材料なしに急騰したアルト市場の反落を含めピークアウトへと転じた仮想通貨市場。時価総額は、ビットコインが700万円台を付けた時の2.3兆ドル(248兆円)から1.8兆ドル(194兆円)まで、54兆円相当減少した。

週末の騰落率を仮想通貨取引所FTXの時価総額別インデックス参照すると、ビットコインが10%安であったのに対し、時価総額の低いSHITインデックスの減少幅は20%近くまで拡大。時価総額の低いアルトコインを中心に、バブルの様相から過熱感が高まっていた仮想通貨市場全体で資金が抜けたことが見て取れる。

買い場はいつ訪れるのか

一方で、海外マーケットで注目されたのが、ビットコインのボトム価格(買い時)だ。

市場分析などを手掛け、投資助言業を行うグローバル・マクロリサーチのRaoul Pal CEOは、相場全体のムードが盛り上がる「大相場」の終了ではなく、一時的な価格調整との見方を示した。

同氏は、日足と週足のRSIを参照。相場の売られすぎを示す日足RSIが30を超え、コロナ・ショックで金融市場に連れ安した2020年3月のビットコイン市場の水準に匹敵すると指摘した。

また、長期足の週足RSIでは、2017年バブルに向かう大相場までの価格調整に類似点があるとしている。

RSIは、相場の相対的な強弱(買われ過ぎか、売られ過ぎか)を表す指標で、0から100%の間で変動する。一般的に、相場の上昇局面では50%以上、下降局面では50%以下で推移。70%から80%以上で買われ過ぎ、30%から20%以下で売られ過ぎを示唆する。

週足レベルでは、2015年以降3度の30%水準が見られている(現在:50)。それぞれ相場の暴落時期の大底を示した。

また、CryptoquantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOは、相場の底を見極めるポイントとして、仮想通貨取引所への資金流入推移をみるデータ「All Exchange Inflow Mean(MA7) 」を判断材料に挙げた。

1. 30%以上の急落

2. All Exchange Inflow Mean (MA7) 指標が2.5BTCを上抜け

3. インジケーターが再び落ち着きつつあるタイミングが買い時のサイン(チャートの緑帯を参照)

現在のデータは以下の通り(25日時点)。

過去3年間のオンチェーンデータ(下図)を参照すると、昨年3月にビットコイン市場を含む金融市場全体が大暴落したコロナ・ショック時のように全取引所の平均入金額が2.0BTC付近まで上昇した場合、クジラの強気行動を示唆する「買いシグナル」のひとつとなり得る。

一方、平均入金額0.5BTC未満の場合、個人投資家比率の増加とクジラの減少を示唆するという。

All Exchanges Inflow Mean(過去3年間のデータ)

詳細:ビットコイン大口投資家の動向とマーケットへの影響|CryptoQuant寄稿

CMEビットコイン先物のギャップ情報

週末の価格を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物は、3405ドルの「窓(ギャップ)」で取引を開始した。

※窓埋めされていないものはオレンジで表示

  • 終値:50845ドル(5,485,209円)
  • 始値:47440ドル(5,117,874円)
  • 窓(ギャップ):3405ドル

終値:50845ドル(5,485,209円)に対し、始値:47440ドル(5,117,874円)となった。前週に今年最大のギャップで取引を開始したビットコインマーケットは2週連続で窓が下3405ドル生じている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/25 土曜日
13:25
テザー社、AI事業に本腰 大規模公開データセットとAIアプリをリリース
テザー社がSTEM分野特化の大規模AIデータセット「QVACジェネシスI」とプライバシー重視アプリ「QVACワークベンチ」をリリースした。AI事業を本格始動させている。
11:15
テザー 今年2.3兆円の利益見込む、米国向け「USAT」は1億米国ユーザーへのリーチ目指す
テザーは今年の利益が2.3兆円に達する見込みだ。米国向けのステーブルコインはUSATは12月にローンチ予定。
10:40
大口投資家、4日間で74億円相当のソラナを購入 ビットコインの大口購入も
オンチェーンアナリストの報告によると、大口投資家が直近4日間で約25万ソラナ(SOL)を購入したことが明らかになった。
10:00
中規模保有者(ドルフィン)の需要がビットコイン市場を牽引=CryptoQuantレポート
CryptoQuantが仮想通貨市場の最新レポートで、中規模保有者「ドルフィン」がビットコインの蓄積を続けていると指摘した。重要な価格水準や動向を解説している。
09:05
米民主党議員、トランプ大統領によるCZ氏恩赦を批判
米下院金融サービス委員会のランキングメンバーである民主党議員は公式声明で、トランプ米大統領が仮想通貨取引所バイナンスの共同創設者CZ氏に恩赦を与えたことを批判。恩赦の背景などを説明している。
07:55
JPモルガン、コインベースのBaseトークン発行で最大5兆円の価値創出を予測
JPモルガンがコインベースのBaseトークン発行により最大340億ドルの価値が創出される可能性があると分析した。
07:00
CZのバイナンス復帰確率高騰、トランプ大統領の恩赦を受け
トランプ大統領がバイナンス創設者CZを恩赦したことを受け、ポリマーケットでバイナンス経営復帰予測が活発化。確率は一時82%まで急騰後30%付近で推移。トレーダーGarrett Jin氏は恩赦を予測し2倍リターンを達成した。
06:50
リップル、Hidden Road買収完了でプライムブローカー事業参入
リップルがヒドゥン・ロードの買収を完了し、仮想通貨企業初のグローバル・プライム・ブローカー運営企業となった。
06:15
ポリマーケット、独自トークン「POLY」発行とエアドロップ実施を正式表明
人気イベント賭けサイトのポリマーケットがPOLYトークンの発行とエアドロップを正式に表明した。米国市場再進出後になる見込みだ。
05:50
スペースX、今週2度目のビットコイン大量移動 ウォレット再編成か
スペースXが24日に約204億円相当のビットコインを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。
05:35
トランプ大統領、CFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのセリグ氏を指名
トランプ大統領がCFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのメンバーを指名する方針を固めたとブルームバーグが報道した。
10/24 金曜日
18:48
米金融最大手JPモルガン、ビットコイン・イーサリアム担保融資を世界展開へ
JPモルガンがビットコイン・イーサリアム担保融資を2025年末開始することがわかった。米金融最大手の参入で暗号資産(仮想通貨)が機関投資家市場で本格化。モルガン・スタンレーなど大手金融も相次ぎサービス拡充している。
17:14
モブキャストHD、仮想通貨ソラナ(SOL)の取得・保有を開始
ソラナ特化のトレジャリー戦略で財務基盤強化へ モブキャストホールディングスは10月24日、暗号資産ソラナ(SOL)の取得および保有を開始したと発表した。 同社はかつてゲーム事業…
16:46
日本初の円建てステーブルコインJPYC、正式リリースへ
JPYC株式会社が10月27日午後1時、日本初の円建てステーブルコインJPYCを正式リリース。発行・償還・送金手数料は無料。第二種資金移動業者として第1号の認可取得。
16:30
米トランプ政権、量子コンピュータ企業へ株式取得型支援検討か 関連銘柄が急騰=WSJ報道
トランプ政権が量子コンピュータ企業への出資型支援を検討していると報道され、政府と協議中とされるIonQ、Rigetti、D-Waveなどの関連銘柄は最大20%上昇した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧