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Bitmain、イーサリアム採掘の最新型マシン「Antminer E9」をリリース予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Antminer E9をリリース予定

中国の大手暗号資産(仮想通貨)マイニングマシンメーカーBitmainが、イーサリアム(ETH)採掘用の最新ASICマシンの予告動画を発表した。今年後半のリリースを予定する。

製品名は「Antminer E9」。以前のモデルから全面的な大幅アップグレードを実施しており、計算能力は3 GH/s(ギガハッシュ/毎秒)まで高まっている。消費電力は、2,665 W(ワット)で、グラフィックカード(GPUを搭載するユニット)GeForce RTX 3080の32倍の処理能力を、半分未満の電力で提供するものになるという。

イーサリアムの価格上昇に伴い、今年に入ってからマイニングにも応用できるゲーム用グラフィックカードへの需要が増加し、ゲーマーがグラフィックカードを入手できない状況があった。

米大手半導体メーカーのNVIDIAは、これを受けて2月にイーサリアムのマイニングに特化した「仮想通貨マイニングプロセッサ(CMP)」を発表している。マイニング専用の製品を打ち出すことで、ゲーマーへのGPU供給不足を解消する狙いもあった。

関連米半導体大手NVIDIA、イーサリアムのマイニング専用プロセッサをリリースへ

こうした状況で、Bitmainが新たにリリースするモデルAntminer E9にも高い需要がありそうだ。

当面はマイニング収益を得られる見込み

イーサリアムは、合意形成アルゴリズムをPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)への変更を予定しているが、マイナーは当面はマイニングで収益をあげることが出来ると見込んでいるようだ。

あるマイナーは、CoinDeskに「イーサリアム2.0のリリース後も、少なくとも1年間はイーサリアムのマイニング活動が続くと予想する」と語っている。イーサリアム2.0の立ち上げ後も、完全に移行が完了するまでの期間は、PoWによる現行ブロックチェーンが、新たなPoSチェーンと並行して稼働する見込みであるからだ。

PoSへの移行時期は?

イーサリアム2.0に関わるリサーチャーの1人Justin Drake氏はツイッター上で行った意見調査によると、4月5日時点では回答者の86%が2021年にイーサリアム2.0の「統合」フェーズをリリースすることに賛成していた。

他の主要なETH1開発者は回答していないものの、イーサリアム創設者Vitalik Buterin氏や、イーサリアム2.0コーディネーターのDanny Ryan氏も回答している。

2021年に「安全で最小限の実行可能な統合」を開始するという案だ。「統合(merge)」とは、イーサリアムメインネットがビーコンチェーンと統合される、イーサリアム2.0のフェーズ1.5を指しており、PoSへの移行も予定される。

イーサリアム公式サイトでは1.5の実施は、2021年から2022年にかけてと予定されており、状況によっては2021年中の着手になる可能性もありそうだ。

PoSは、イーサリアムをよりスケーラブルにし、環境への影響も大幅に削減する見込み。またマイナーではなくブロックチェーンを検証するバリデーターが報酬を得ることになる。

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