はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ナスダック上場のCoinbase、仮想通貨市場データ提供するskewを買収へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産データ分析のskewを買収

暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)はデータ分析プラットフォームskewを買収すると発表した。買収は来月にも完了する予定で、買収額については現時点明かされていない。

skewは2018年に設立され、暗号資産のスポット、デリバティブ取引に関する分析データの提供を100以上の機関に向け行ってきた。個人も利用可能で、2020年10月にはサービスの有料化に踏み切っている。

skewの買収によって、コインベースの顧客は暗号資産を取引・保管するだけでなく、新たに「暗号資産市場を分析する」ことが全てコインベース上で可能になるとしている。

なお、買収後も、skewは既存のユーザーに対して、引き続きサービスを提供していくとの方針を発表した。

機関投資家向けサービスの強化へ

今回のskewの買収は機関投資家向け市場への取り組み強化にあると、機関投資家向け製品担当バイスプレジデントのGregTusar氏はプレスリリースで説明した。

暗号資産投資を判断する機関にとって、高品質なデータへのアクセスは必要不可欠だ。この買収を通して、コインベースは拡大する機関投資家市場へサービスを提供するという私たちの取り組みを強化していきたい。

コインベースは現在、個人投資家向けの取引所や販売所機能のほか、OTCデスク(プライムブローカレッジ)やカストディなどを金融機関のニーズに応えて展開している。

プレスリリースによると、4月14日に米ナスダックへ上場したコインベースを利用する金融機関の数は、7,000社を超えている。

また、3月31日の時点で、機関投資家からの資産は1,220億ドル(約13兆3,000億円)を記録。これは、プラットフォーム全体の総資産の約54%を占めているという。

skewは買収後、コインベースの暗号資産プライムブローカレッジプラットフォームであるCoinbase Primeに統合され、プロのトレーダー向けにデータが提供されるとしている。

高まる暗号資産市場のデータへの需要

暗号資産市場の分析データを重視しているのはコインベースだけではない。独自の用語も多い暗号資産業界は、適切な情報の入手が新規参入者にとって障壁となりうる。

資産運用大手のフィデリティ・インベストメンツは4月29日、デジタル資産のデータ分析ツール「シャーロック」を発表。

こちらも機関投資家向けのサービスとなっており、デジタル資産市場における包括的な分析ツールだとしている。

関連:フィデリティ、機関投資家向けにデジタル資産分析サービスを提供へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧