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ゴールドマン・サックス、ビットコインのNDF取引を提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

GS、新たなBTCデリバティブ

米国の大手投資銀行ゴールドマン・サックスがビットコイン(BTC)の差金決済型先渡為替取引(NDF)を提供することがわかった。

ゴールドマン・サックスが提供するNDF(Non-Deliverable Forward)取引はデリバティブ商品の一種。先物取引と類似しているものの、事前に決められた取引価格と、決済時の実勢価格との差額を現金で差金決済する。

金融市場におけるNDF取引の利用事例では、資本や為替の規制などに関わる新興国の通貨リスクのヘッジや、海外の企業や銀行が当該通貨で先物をヘッジすることが難しい場合などが挙げられる。市場が未成熟で、流動性が低かったり、価格変動リスクが大きいなど、信用度の低い通貨などで用いられるケースが多い。

ゴールドマン・サックスが提供するNDF取引では、Cumberland DRWを取引パートナーにして、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物をブロックトレードでビットコイン先物を売買。これによりビットコインのボラティリティから来るリスクを管理する。

ゴールドマン・サックスはビットコイン先物取引を提供しており、さらにBTC関連のデリバティブ商品が拡大した形だが、仮想通貨の現物保有を必要としない。JPモルガンやモルガン・スタンレーなども同様に、第三者を介して仮想通貨価格をトラッキングする商品を提供するアプローチをとっている。

ゴールドマン・サックスのアジア太平洋担当のMax Mintonデジタルアセット責任者はブルームバーグに対して以下のように語った。

(仮想通貨の)分野では機関投資家の需要が引き続き大きく伸びており、カンバーランドのようなパートナーと協力できることで、当社の能力を拡大することができる。

また、Minton氏はビットコインNDFが「現金決済の仮想通貨機能を進化させる道を開く」と言及。さらに匿名筋の関係者はCumberland DRWとの連携はゴールドマン・サックスが他社との連携も拒まない姿勢を示すと説明した。

Cumberland社の事業開発部門Justin Chowグローバル責任者はGS社の参入について、「洗練された機関投資家が市場の変化にどのように対応するかの先導となる」とコメント。仮想通貨市場の成熟を示す新たな兆候だと語った。

ゴールドマンサックスの再参入

ゴールドマン・サックスは2018年にもビットコインの先物取引やNDF取引も一時提供していたが、9月に一時中断。3年の月日を経て、今春からビットコイン先物取引を再開した。

また、3月末に「資産運用部門」のグローバルデジタル資産責任者Mary Rich氏が就任した際にも「2Qまでに富裕層向けのビットコイン投資商品を提供する」予定が示唆されていたため、今回の発表は唐突な動きではないと言える。

関連:ゴールドマンサックス、ビットコイン先物取引を再開

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