はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

日米の株式市場大幅安、ビットコインなど仮想通貨市場にも警戒感

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融市場とビットコイン相場

11日の東京株式市場では、日経平均株価が大きく崩れ、下げ幅は一時700円を超えた。前日の米ニューヨーク株式市場では、ナスダックのグロース株を中心に大幅安となったほか、まとまった指数売りが出たことで投資家心理を圧迫した。

米労働省が7日に発表した4月の米雇用統計では、市場予想の97.8万人増を大幅に下回る26.6万人と大幅悪化。金融引き締め「量的緩和縮小(テーパリング)」が遠のいたとの観測により株式市場は好感した。

しかしその一方で、新型コロナウイルスワクチンの普及は各国で急速に進んでおり、一段と高まるインフレリスクや米長期金利(米国10年債利回り)の上昇懸念は金融市場で燻っている。テーパリング懸念は株やビットコインを含むリスク資産全般に対する資金の逆流が警戒され、金利上昇はより安全性の高い債券投資への資金移動を示唆する。

5日には、イエレン米財務長官による利上げを示唆するコメントの影響で市場に動揺が広がり株価が急落、ビットコインなど仮想通貨市場も連れ安となる場面もあった。金融当局がソフトランディングを図る出口戦略を模索する中、官製バブルの恩恵を受けた投資家の警戒感は強い。

11日の仮想通貨市場は、金融市場リスクオフの余波や17日に米国の確定申告期日も控え納税売りの影響も指摘される中、一転して軟調に推移している。

4月の急落から大幅反発していたビットコインは10日にかけて失速。戻り売り水準となる6万ドルの節目を抜けられず、上昇ウェッジを割り込む形で54,000ドル台まで下落した。53,000ドル、50,000ドル付近の下値支持線までに下げ止まるかどうかは今後を占う資金石となりそうだ。

過去最高値更新の続いていたイーサリアム(ETH)も、足元では過熱感が強まっており、4,200ドルから一時3,650ドルまで急落する場面があるなど利確売りに押され気味だ。

個別銘柄

ブロックチェーン分析企業Glassnodeは、前月比+41%と上昇傾向にあるライトコイン(LTC)について、2021年以降のアクティブアドレス数が劇的に増加し、イーサリアムのアクティブアドレス数と非常に類似したパターンが見られると指摘。

出典:Glassnode

著名アナリストRekt Capital(@rektcapital)氏は、2020年の半ば以降、ライトコイン価格はイーサリアム価格と高い相関性にあると主張した。

3日に掲載されたGlassnodeレポートによれば、市場に出回っている仮想通貨数を示す「循環供給量」の内22.8%が、イーサリアムのスマートコントラクトでDeFi(分散型金融)に預け入れられた。一方で、取引所が保有するイーサリアムは、12%まで減少している。

出典:Glassnode

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧