はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

サムスンが第1四半期の営業益が過去最高を更新|ASICチップの大量生産が後押しか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

サムスン・第1四半期の営業利益が過去最高益を更新
サムスンは26日、第1四半期の決算を発表し、営業利益は15.64兆ウォン(約1兆5800億円)を計上して過去最高益となりました。好調の背景には、同社がASICチップの生産事業を拡げた事も大きく影響しているでしょう。
熾烈な争いを繰り広げるASICチップ市場
サムスンはビットコインマイニング用のASICチップ市場においてTaiwan Semiconductorと開発競争を続けています。ある試算では、四半期ごとの売上高は3.5〜4.5億ドルにも上ると言われています。

サムスン・第1四半期の営業利益が過去最高益を更新

今年初旬、サムスンはビットコインマイニング用のASICチップの大量量産に向けて事業を拡げ、その事業展開が功を奏したようです。

ロイター通信によると、サムスンの2018年度・第1四半期の営業利益は15.64兆ウォン(約1兆5800億円)を計上し、過去最高益となりました。

15兆ウォンの利益の内、11兆5500億ウォンが半導体事業によるものであり、2017年第4四半期のチップ事業営業利益である10兆9000億ウォンを上回りました。

好調な決算の背景には、昨年より続いている、ビットコインマイニングに使われるチップの需要が増大した事が一因として挙げられ、半導体事業が不調なスマートフォン事業を大きくカバーする形となりました。

サムスンの半導体事業は収益が年々増加しており、サーバやグラフィックメモリーの需要増の他、仮想通貨マイニング用のチップへの需要が増えている事がその収益を大きく後押ししているようです。

とサムスン社のIR担当EVPであるRobert M. Yi氏が業績発表の場で述べています。

CoinPostの参考記事

サムスンが仮想通貨マイニング用のASICハードウェアの大量生産に踏み切る
韓国の大手電子企業であるサムスンが中国と提携し仮想通貨マイニング用のASICハードウェアの生産を開始し、TSMC台湾との提携によって大量生産を可能にする、というニュースが話題になっています。

熾烈な争いを繰り広げるASICチップ市場

サムスンのファウンドリ事業は、「10 nmオーダーのプロセッサーと仮想通貨用マイニングチップ」の拡大のおかげで、第2四半期に大きく数字を伸ばす事が予想されます。

サムスンは2018年後半の見通しを発表しており、部品事業に後押しされる形で、利益は2018年前半の実績を超えるだろうと予測しています。

Yi氏はサムスンの製品の中でも、DRAM(情報機器内で使用される半導体メモリ)の強い需要に注目しています。

また、サムスンはビットコインマイニング用のASICチップ市場においてTaiwan Semiconductorと開発競争を続けています。

Taiwan SemiconductorはBitmain、Canaan Creativeといったマイニング機器の製造業者へのサプライヤーであり、全チップ製造者の四半期における総売上高は3.5〜4.5億ドルにも上ると試算されています。

サムスンは熾烈な競争を繰り広げるこの市場セグメントにおいて、マイニングチップ製造による利益を公開する事なく、秘密裏に事業を進めていくでしょう。

Samsung Reveals Record-Breaking Quarter Amid Crypto Mining Demand

APRIL 26, 2018 23:45

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧