はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Binanceが英海外領土バミューダへ約16億円の投資協定を締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Binanceグループがバミューダで1500万ドルの投資協定を締結
最大1000万ドル(約11億円)を現地の大学に投じ、ブロックチェーン技術開発とコンプライアンスの教育を実施するとともに、バミューダに拠点を置くブロックチェーン企業 へ最高500万ドル(約5億5000万円)の投資を決定しました。
Binanceグループのバミューダ、そしてアフリカのウガンダ、トーゴでの対談。
Binance CEO Zhao氏はブロックチェーン、仮想通貨の支援やサポートをアフリカの国々でも積極的に行なっています。

北大西洋に浮かぶ英国領の島、バミューダ諸島、首相兼財務大臣David Burt(以下Burt首相)は27日、世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceグループと覚書(MOU)を締結しました。

BinanceグループがバミューダでMOUを締結

MOUではBinanceの創設者兼CEOであるChangpeng Zhao氏(以下CZ氏)が以下の内容でサインしました。

  • Binance Foundationがバミューダへ最大1000万ドル(約11億円)を現地の大学に投じ、ブロックチェーン技術開発とコンプライアンスの教育を実施
  • Binance Labsが、バミューダに拠点を置く新しいブロックチェーン企業に最高500万ドル(約5億5000万円)の投資

Burt首相も次のように述べています。

Binance グループは世界最大の仮想通貨取引所であり、仮想通貨マーケットそしてフィンテックの国際的リーダーです。

Binance Foundationを通じて、当グループは教育を改善し、ブロックチェーン技術を使用して開発の意識を高めています。

さらにはBinance Labsはさまざまな新規プロジェクトや将来の投資の革新を促進するインキュベーター(起業支援者)です。

また、自身のTwitterにて以下のように述べました。

BinanceCEO、@cpzhao そして、Co-Founderである@heyibinanceをバミューダに迎え入れました。我々は仮想通貨を含む世界のデジタル資産管轄の活動拠点の一つになるでしょう。

またCZ氏は以下のようにTwitterで返答しています。

大変名誉あることです。バミューダがブロックチェーン業界を歓迎していることに驚かされました。強きリーダーたちは世界に変革を生みだしています。

バミューダはブロックチェーンハブとなり得るのでしょうか?

今回のニュースは「バミュータはブロックチェーンイノベーションのハブとなり、仮想通貨の未来を受け入れ、フィンテックの起業家を引き付けたい」という明確なメッセージが世界へ送られてから2週間後の出来事でした。

バミューダでは5月よりICO、仮想通貨交換、ウォレット、バーチャル通貨サービスなどに関する議論が予定されているそうで、法律では詐欺やマネーロンダリング、価格操作などの問題に対処する案を考えていくとのことです。

また、バミューダはICO規制を行う最初の国になることを計画しており、ICOの法律に関しても注目がされます

さらに、バミューダは法人所得税がないということで、すでに国際ビジネスでとても魅力的なビジネス環境となっております。

首相であるBurt氏は政治家になる前はITコンサルティングを立ち上げているため、このようIT最先端技術を取り入れる姿勢は驚くべきことではないかもしれません。

Binanceのアジア撤退

Binanceがアジアから撤退し、欧州連合に属するマルタに移転すると決断した1ヶ月後、CZ氏はバミューダのみならずアフリカのウガンダ、そしてトーゴなどにも訪れ、ブロックチェーン、仮想通貨の促進に取り組んでいます。

BinanceとBitfinexが非実用的な政策を理由にアジア地域から完全撤退か
非実用的な政策を理由に、世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceがアジアからマルタに移転することを決め、同様に最大級の仮想通貨取引所であるBitfinexもスイスへの移転を検討しています。アジア市場の衰退が懸念されています。

また、4月のBinance CEO のTwitterではアフリカ各国での商談の写真やコメントが多かったので一部抜粋して紹介させていただきます。

BinanceCZ氏ウガンダでの対談

4月26日に投稿されたツイートによると、CZ氏はウガンダ首相Yoweri K Museveni氏と対談を実施しました。

CZ氏を招き、ブロックチェーン技術について議論し、仮想通貨について学びました。この新しい技術は、アフリカでは大いに役立ち、経済を成長させることができるでしょう。

そしてCZ氏は以下のようにコメントを返しました。

ブロックチェーンを活用して貧困社会を少しでも回復させ、雇用を増やし、よりよい経済を一緒に作り出しましょう。

また対談の様子はウガンダのTVでも特集されたそうです。

トーゴ国首相Faure Gnassingbé氏との対談

アフリカが若者のために第4回産業革命を受け入れるための新たな旅に来ています。このプロジェクトの目的は、何千もの雇用を創出し、何十億もの投資をトーゴにもたらすことです。

トーゴ首相との写真もアップロードされています。

日本から撤退したBinanceですが、世界でのブロックチェーン、仮想通貨を促進する活動を行っており、特に小国などの政府との繋がりを大きくしております。

また、先日BinanceChainと呼ばれる非中央集権的な取引所を設立したことからも、Binanceは中央集権取引所ビジネスだけに留まることなく、今後も活動範囲を大きく広げていくことが予想されます。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:10
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧