機関投資家の参入が進むDeFi
米大手暗号資産(仮想通貨)カストディ企業Anchorageは新たにDeFi(分散型金融)関連の5銘柄に対応することを発表した。
新規対応するのはガバナンストークンであり、SUSHI、1INCH、CRV(Curve Finance)、BNT(Bancor)、REN(Ren Protocol)の5つだ。
Anchorageは昨年、YFIやUNIなどのDeFi系トークンへのサポートを開始。今回より多くの銘柄への対応を実施するにあたり、Nathan McCauley CEOはCoindeskの取材にて「これらの銘柄はクライアントからのリクエストに該当するものだ。機関投資家はDeFiにエクスポージャーを持ったり、それらのネットワークを使ったりする意欲を見せている」とコメント。また、BitwiseのDeFiインデックスのカストディを担当していることにも言及した。
Bitwiseは米国の仮想通貨投資企業で、DeFiインデックスファンドという指数商品を提供している。組成銘柄には、UNIやSUSHI、COMP、AAVEなど10銘柄が含まれている。
また、Anchorageは今年の1月に、通貨監督庁(OCC)から国法銀行の設立許可書を取得し、仮想通貨企業として米国初の国法銀行(信託銀行)となった経緯があり、デュー・デリジェンスを実施した上で新規銘柄に対応するため、対応している全ての銘柄のコンプライアンス水準が機関投資家レベルだという。