はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

新DEX『AirSwap』ローンチ初日から取引高1億円を記録

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AirSwapの強み
AirSwapはイーサリアムベースのERC20トークン交換プラットフォームであり、完全匿名性を維持しつつ個人間取引ができるソフトウェアプラットフォームです。トランザクションも完全分散型で、スマートコントラクトで行われるため、中央管理者も必要ありません。
分散型取引(DEX)の需要高まるか
分散型取引(DEX)の人気は今後さらに上昇するでしょう。しかし、小規模な分散型取引所でもサイバーハッキングの標的にならないとは限りません。つい先日、マイイーサウォレットにおけるドメインネームシステム(DNS)サーバーがハッキングを受け、約2500万円相当のイーサリアムトークンが盗難被害に遭いました。

分散型取引所:DEX

イーサリアムベースのERC20トークン交換プラットフォームとして誕生した、分散型取引所(DEX)の「AirSwap 」は、運用開始初日から100万ドル(約1億円)以上の取引高を記録しました。

DEXは中央集権型の取引所を介すことなく、個人間でERC20トークンの売買を行うことができるのが最大の特徴にあり、華やかなデビューを飾ったAirSwapが、今後どのように成長していくか注目されます。

AirSwapは誕生したばかりですが、背後には仮想通貨業界の重鎮も多数存在しています。

共同創設者には、ニューヨークに本拠を置くVirtu Financial Inc.の元トレーダー「マイケル・オベード(Michael Oved)」が、アドバイザーにはイーサリアムの共同創設者である「ジョー・ルビン(Joe Lubin)」とギャラクシーデジタルのCEO「マイケル・ノボグラズ(Micheal Novogratz)」が名を連ねています。

AirSwapは分散型の仮想通貨市場であり、買い手と売り手どちらも”完全な匿名性”を維持することが可能です。

ユーザーはAirSwapのWebページにある掲示板に取引したい通貨を提示し、イーサリアムブロックチェーンのスマートコントラクトを使うことで取引相手を見つけることができます。

グリーンウィッチ・アソシエイツのブロックチェーンアナリストである「リチャード・ジョンソン(Richard Johnson)」は、このように語っています。

AirSwapは非常に画期的だ。ニューヨーク証券取引所やナスダックに管理してもらう必要がなくなったからだ。

マイケル・オベードも、このように語っています。

AirSwapでは、資金のマネジメントが必要ない。

なぜならユーザーの資金を直接管理する必要がないからだ。AirSwapでは、ソフトウェアプラットフォームを使用することでユーザー間で直接取引を行える。

トランザクションも完全分散型で、スマートコントラクトで行われるため、中央管理者を置かなくて良い。

またAirSwapのメリットとして、分散型であるがゆえに規制を免れることができる点にも言及、一例として中国を挙げています。

マイケル・オベードは、さらにこう畳みかけました。

アカウントすら必要ない「AirSwap」をシャットダウンさせることは不可能に近い。

周りから見れば、中国人トレーダーが取引を行なっているかどうかの判別も付かないだろう。

ハッキングリスクは0ではない

分散型取引(DEX)の需要は、今後さらに上昇するでしょう。

一般的な中央集権型の取引所は、大規模になればなるほどサイバー犯罪のターゲットになりやすくなるからです。

もちろん、小規模な分散型取引所でもハッカーの標的にならないとは限りません。

2018年4月24日には、大勢が利用する「マイイーサウォレット(MEW)」のドメインネームシステム(DNS)サーバーが、ハッキング被害に遭ったばかりです。

また2017年12月には、分散型取引所(DEX)の「イーサデルタ(EtherDelta)」も、同様の被害を受けています。

ハッカーは、イーサーデルタ(EtherDelta)のDNSサーバーを偽装することでフィッシング詐欺を行い、250,000ドル(約2500万円)相当のイーサリアムトーケンを盗難しました。

このようなサイバーテロが相次ぐ中、マーケットプレイヤーも積極的な予防策を講じています。

2018年3月、ビットコイン取引所のバイナンス(Binance)は、プラットフォームを攻撃したハッカーの逮捕に繋がる情報提供者に対して、”25万ドル(約2500万円)相当の懸賞金”を設定したことで話題になりました。

バイナンスは現在、ハッキングなどの違法行為に対抗するため、”1000万ドル(10億円)規模の対策費用を懸賞金用の仮想通貨として割り当てることにした。

と、決意表明しています。

CoinPostの関連記事

Binance懸賞金:ハッカー逮捕に繋がる情報提供者に25万ドルを提案
Binanceは、3月7日に起きたハッキング未遂事件の情報提供を呼びかけ、関係者の逮捕に繋がる情報提供者に万(約2650万円)相当の賞金を与えることを発表しました。また近年仮想通貨業界へのサイバー攻撃が急激に増加しており、BInanceは同業界内の他の取引所や仮想通貨ビジネスに犯罪者達に対して積極的な対応を行うよう促しました。
仮想通貨 バイナンスコイン(BNB)とは/今後の将来性について
仮想通貨バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)とは何か、また今後の将来性についてを解説しました。バイナンスコインはその特性上、Binanceの信用度や成長性に大きく影響を受ける通貨で、手数料割引や投票制度などで使われています。

Ethereum-Based Decentralized Crypto Exchange Trades More Than $1 Million On First Day

April 29, 2018 0:15 Samantha Chang

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
10:15
SBIグループで資産運用|証券・銀行・仮想通貨投資を効率的に
証券・銀行・仮想通貨を1つのエコシステムで管理できるSBIグループ。スマホ1つで株式、投資信託、金ETF、仮想通貨への投資を始められます。手数料優遇、ポイント連携、スムーズな資…
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧