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テスラ社はビットコインを売却せず?──19日深夜の大暴落でイーロン・マスクCEOが示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テスラは「ダイヤモンド・ハンド」

5月19日夜に仮想通貨相場急落時、イーロン・マスクCEOはテスラがビットコイン(BTC)を売却していないとするニュアンスのメッセージをSNSに投稿した。

内容は、「テスラはダイヤモンド・ハンドだ」というものだ。ダイヤモンド・ハンド(ダイヤモンドの手)とは、投資コミュニティの用語で、価格が下落しても硬く強く「保有し続ける」という意味。その対義語が「ペーパー・ハンド(紙のような弱い手)」で、容易に相場に左右されて売ってしまうことを指す。

昨夜、ビットコインは一時30,000ドルまで続落。テスラは、平均価格32,000ドル〜35,000ドル台でビットコインを購入していたと推定される中で、すべてのBTCを売却する可能性も警戒されていた。

出典:Tradingview

内容に相場への相関性があるかは定かではないが、タイミング的にはマスク氏のツイートは、当時パニック相場にあった仮想通貨コミュニティに安堵感を与えた一つの要因になったと言っても過言ではない。

仮にあのタイミングでテスラが売却を報告した場合、更にマーケットが走った可能性もあったためだ。(ツイートタイミングは上図参照)

直近の仮想通貨相場はテスラ及びマスク氏の動向に連動して振り回される傾向があり、今回の下落相場に繋がる急落の一因にもなっている。テスラは2月に初めてビットコインを購入し、1,600億円(15億ドル)に相当する資金をBTCに割り当てた。しかし、4月に発表された第1四半期(1Q)の財務報告ではそのうちの約300億円分(2.72億ドル)のBTCを売却したことを報告。3月に導入したテスラ社のビットコイン決済も、わずか2ヶ月で中止となった。

ポジティブ

12月21日:マスク氏、マイクロストラテジー社CEOにビットコインについて質問

1月29日:Twitterプロフィールを「#bitcoin」に変更

2月1日:マスク氏がClubhouseで登壇、ビットコインへの「支持」を表明

2月8日:テスラ社の1,600億円相当のBTC投資が判明

3月24日:テスラ社、ビットコイン決済対応を開始

5月11日:TwitterアンケートでDOGE決済対応を示唆

ネガティブ

4月27日:1Qの財務報告にて300億円分のBTC売却が判明

5月13日:ビットコイン決済の中止を発表

昨日の大暴落に関する最新状況はこちらの記事で紹介しています(20日更新)

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