ミスで大量送付、BlockFi
暗号資産(仮想通貨)レンディング大手BlockFiが、ユーザーへの還元キャンペーン中のミスで、一部のユーザーに計数百BTC(ビットコイン)を送付していたことがわかった。
プロモーションの一環としてBlockFiはユーザーに米ドルを送る予定だったが、内部のミスで数百枚のBTCを数十人のユーザーに送っていた、と同社Zac Prince CEOが明かした。
ビットコインを受け取った半分以上のユーザーはすでにBlockFiに資金を返却したが、BlockFiは引き続き資金の回収に向けて動いている状況だ。
問題がユーザー間で広がった発端は、一人のユーザーが700BTC(実際には引き出せなかった)を受け取ったことをSNSで投稿した内容。その後、Prince CEOは問題を数時間以内に解決したと説明した。誤って表示されたビットコインを出金しようとするユーザーに対しては多くを引き留めることに成功したため、今回の事件はBlockFiのユーザーの預かり資産に影響はないと話している。
しかし、送金に成功したユーザーも一部含まれており、被害額は推定約8.2億円に上る可能性がある状況にある。
受け取ったビットコインの返却に関して、当初一部のユーザーはBlockFiから「返却しなければ法的措置を取る」との内容を含めたEメールを公開しており、回収に向けて動いている。Prince CEOは未だ訴訟を起こしていないものの、その可能性を排除しないと強調している。
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