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中国の仮想通貨規制方針を受け、個人投資家の実情は  ブルームバーグ報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引を継続か

中国で暗号資産(仮想通貨)に対する規制がさらに強化される中、一部投資家は現在も取引を行っている。ブルームバーグが報じた。

報道によれば、中国の投資家は、引き続き1対1のOTC(相対)取引を行なっており、当局が大規模に取引を取り締まることは困難だという。

中国当局は5月下旬以降、仮想通貨の取引やマイニングに対し、より厳しい規制を行う方針を示してきた。中国国家インターネット金融協会、中国銀行業協会、中国の支払いおよび清算協会は5月18日、共同声明を発表して、国内の金融機関に対し、仮想通貨の取り扱いを禁止する方針を改めて伝えている。

関連:中国の金融監視機関、金融機関等の仮想通貨扱い禁止を再度強調

国務院金融安定発展委員会は、その後もビットコイン(BTC)のマイニングおよび取引に対して取り締まる方針を改めて報告するなど、本気度が伺える。

関連:中国の仮想通貨取り締まり強化、投資家向けの情報の読み解き方とは?【動画解説】

中国事情に精通する識者らは、「今回の規制強化の発表は今までとは違う」と指摘。中国の規制強化の方針が明らかになった後、米国の規制強化なども重なり、仮想通貨市場には大きな影響を与えた。

こうした規制強化の方針を受け、大手デリバティブ仮想通貨取引所のBybitは、中国人ユーザーの利用制限を強化する方針を示しており、6月15日より、中国国内の携帯電話番号に紐づけている取引所ユーザーのアカウントを停止する。

また、中国の大手仮想通貨マイニング企業ビットメインの共同創設者ジハン・ウー氏が運営する仮想通貨クラウドマイニング企業ビットディアー(Bitdeer)は、中国のIPアドレスを遮断する方針を伝えた。

関連:ジハン・ウー氏率いるビットコインマイニング企業BitDeer、中国IPアドレス遮断へ

それでもブルームバーグが取材した投資家は、「気にしない」と述べている。この投資家は、中国がICO(イニシャル・コイン・オファリング)などトークンによる資金調達および取引所の運営を禁止した2017年から、仮想通貨取引を開始。最近の価格下落局面では、3日で1100万ドル(約12億円)の損失が出たというが、「10年から20年の長期的な視点で投資を行なっている」としている。

仮想通貨投資の現状

ブルームバーグは中国の投資家の意欲が衰えていない証拠として、人民元とステーブルコインのテザー(USDT)のレート(CNY/USDT)が、回復してきていると指摘。

さらに、中国国内のOTC取引が2段階に分けて行われていることが、取引の追跡を難しくしていると主張した。これによって、今後も大規模な取り締まりは難しいと説明している。

中国の投資家はHuobiやOKExのような企業のサービスを利用し、最初にOTC取引を行う。そこで両者が価格に同意すると、仮想通貨を買う側は銀行やフィンテック企業が運営する決済プラットフォームを利用して売り手に人民元を支払うという。仮想通貨はOTCプラットフォームから支払われるため、規制機関は、別々のプラットフォームを介して行われるOTC取引と決済取引を結びつけることができない場合が多いとされている。

現状では、各企業が中国の投資家に対するOTC取引の提供を中止するかは不透明な状況だ。

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