スタンダード・チャータード銀も参入
英大手スタンダード・チャータード銀行は欧州で、機関投資家向けに暗号資産(仮想通貨)取引所サービスをローンチする予定であることを公式リリースで発表した。
ローンチするのは、仮想通貨仲介業および取引所サービスで、イギリスおよびEU地域の機関投資家に向けて展開する。同行のベンチャー部門SC Venturesと香港で規制された企業向け仮想通貨取引サービスを提供するOSLの親企業BC Groupとの提携することでサービスの実現に至った。
具体的な取扱銘柄などは明かされていないが、機関投資家がカウンターパーティと取引できるよう、SC VenturesとBC Groupはイギリスで合弁会社を設立する予定だ。規制許可に従い、今年の4Qでのローンチを目指している。
SC Venturesの責任者Alex Manson氏は新サービスを立ち上げについて、「デジタル資産がこれから普及していき、機関投資家が資産クラスとして採用することを信じている」、「新たな合弁会社は安全な取引が行えるブローカーと取引所プラットフォームを提供する」とコメントした。
スタンダード・チャータード銀が仮想通貨・ブロックチェーン業に参入することについてはこれまで度々報じられた。昨年12月に、機関投資家向けの取引サービスを検討しているのが報じられ、その後はZodia Custodyという機関投資家向けの仮想通貨カストディソリューションを提供することを発表した経緯がある。