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コインチェックが紀里谷監督率いるKIRIYA PICTURESと提携、最新作『新世界』のNFT化検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

『新世界』のNFT

国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは9日、映画監督の紀里谷和明氏が代表を務めるKIRIYA PICTURESとNFT(非代替性トークン)事業において連携を開始したことを発表。紀里谷氏が手がける最新作『新世界』のNFTを発行することを検討中であるとした。

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クリエイターを支援

今回の連携についてコインチェックは次のようにコメントしている。

本連携のもと、紀里谷和明監督が手がける最新作『新世界』のNFTを活用したファン拡大施策を検討するとともに、クリエイターの自由な発想による制作活動や収益機会の多様化の実現を目指します。

コインチェックは3月、NFTの取引においてイーサリアム(ETH)のエコシステム内で問題となっているガス代(ネットワーク手数料)の高騰や取引の煩雑さなどの課題解決を目指したNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」をローンチしている。

サービスの提供開始から1週間で利用者数が1.2万人を超え、4月には「Coincheck NFT」で発売開始したブロックチェーンゲーム『The Sandbox』の仮想空間上の土地「LAND」を1個あたり0.7ETH(約16万円)で計33個出品したところ、2時間で完売。国内におけるNFTへの関心度の高さがうかがえる出来事となった。

関連:コインチェックNFT、サンドボックスの「仮想土地」計530万円相当が2時間で完売

コインチェックは、子会社のコインチェックテクノロジーズが運営するNFTマーケットプレイス「miime(ミーム)」とあわせて、NFTの流通を支援し、コンテンツのファン拡大や新たな収益機会を創造していくとした。

紀里谷氏は『CASSHERN』『GOEMON』『ラスト・ナイツ』を手掛けた映画監督。最新作の『新世界』は、近未来の日本を舞台とし、理想の新世界を追い求める者たちの物語を描いている。

紀里谷氏は今回の提携に際し、以下のようにコメントを残した。

現在のクリエイティブ業界は、自由な環境やマインドで創作を行い、広くオーディエンスに届けることが難しい状況にあると思います。真の意味での「クリエイティブ」、それを可能にする環境、システムのあり方の可能性を探究します。

既存の仕組みに頼るのではなく、クリエイティブ主導の世界。作品の創作過程や発表方法、マネタイズのビジネスまでをアートと捉えた、新たな作品づくりに挑戦します。

国内初のIEOを予定

コインチェックは、他の取引所に先駆けNFTマーケットプレイスをローンチした格好だが、5月末にも、国内初となるIEO「Coincheck IEO」の実施を2021年夏に行う予定であることを発表している。

「Coincheck IEO」とは、国内大手取引所のコインチェックが、企業・プロジェクトによるトークン発行を通じた資金調達を支援すること。従来のICO(イニシャル・コイン・オファリング)と比較して、仮想通貨取引所の審査を経ていることからプロジェクトの信頼性が向上するほか、新規上場を前提とした調達支援となることから流動性も担保されやすいメリットがある。

IEOは、資金調達したい企業がトークンを発行し、その販売を取引所に委託。取引所は自社での上場・販売を前提に、発行されるトークンだけでなく、発行元企業についても十分に調査することになる。

IEOは、トークン発行によるコミュニティの形成・強化や資金調達を暗号資産取引所が支援するモデルで、バイナンスなど国外の取引所では活発に行われてきたが、国内での実現には至ってなかった。

関連:コインチェック、国内初のIEOを今夏実施へ

4月に公開された21年第4四半期の決算資料において、IEOについては2021年度内の提供開始を目指しているが、国内初であることから行政と慎重に協議中であると明かしていた。

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