タイSECが規制
タイの証券取引委員会(SEC)が、デジタル資産取引所がNFT、取引所発行の仮想通貨等の取引サービスを禁止とする規制方針を決定したことがわかった。タイの日刊新聞「Bangkok Post」が報じた。
報道によると、法律は現地時間金曜日に実行された。即時性があるものだが、過去の事例に遡って適用するものではないとしている。取引所は30日以内に規約の改訂やサービスの変更等に対応する必要性がある。
SECのRuenvadee Suwanmongkol氏によると、対象となるのは、①ミームコイン、②ファントークン、③NFT、④取引所系トークンの4種類。
各トークンは、仮想通貨市場の流行に関するもので、これらの規制は、投機的な取引から国民やトレーダーの資金を危険に晒すことを防ぐ、投資家保護の姿勢を示している。
例にDOGEコインが挙げられたミームコインは、コミュニティ中心に誕生したものが、爆発的な投機対象として拡大したケースなどを指す。
NFT(ノン・ファンジブル・トークンは、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンで、デジタルアート・芸能・ゲーム分野などを中心に、高額取引も相次いでいる。ファントークンは著名人やインフルエンサーの知名度を利用したケースなどが想定される。