はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

大手マーケットメイカー:ビットコイン現物取引参入へ意欲を示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大手マーケットメイカーがBTC取引へ意欲的な姿勢
大手マーケットメイカーとして知られるVirtu Financial社は、もし仮想通貨が正当に規制されるようになるのであれば、マーケットメイカーとして仮想通貨の現物取引に参入する意向であることを発表しています。
相次ぐ金融機関の参入
5月初めには、ゴールドマンサックス社がビットコインの先物取引に参入することを発表しました。今後、既存の金融機関が仮想通貨の取引に参入していくことが予想されます。

大手マーケットメイカーがビットコイン現物市場へ参入

Virtu Financial社のCEOであるDouglas Cifu氏は第一四半期の収支報告会で設けられた質疑応答の場で、仮想通貨取引への参入に関して言及しました。

同社は、世界有数のマーケットメイカー(投資家と金融商品の売り買いを行う金融機関)として知られ、NASDAQにも上場している金融機関です。

また、NYSE(ニューヨーク証券取引所)では指定マーケットメイカーに認定されています。

収支報告会の質疑応答中、JPMorganのアナリストがVirtu社の「仮想通貨トレード」への参入の意向を尋ねたところ、Cifu氏は同社が「ビットコイン先物」市場ではすでに取引を行なっているものの、「ビットコイン現物」市場では今だに取引へ参入していないことを明らかにしました。

彼は以下のように述べました。

私たちは、CBOEやCMEの提供するビットコイン先物市場でマーケットメイカーとして取引を行っていますが、リスクマネジメントへの懸念から、我々はビットコインの”現物”市場には一切参入しておりません

弊社は、透明性があり、正当な規制に則った取引を心がけています。

しかし、現物を扱っているわけでないので、いわゆる「カウンターパーティリスク(デリバティブ取引において、契約満期前に支払いが履行されないリスク)」に対する懸念はあります。

しかしCifu氏は、マーケットメイカーとして、Virtu社が仮想通貨の現物取引が適切であるかどうか、結果として同社が仮想通貨へ直接関わることになるかどうか、現時点では判断がつきかねないとしています。

仮想通貨への投資に参入すべきか、現時点で明確な決断をするのはやや早計であると考えています。

仮想通貨は新しい資産クラスであり、その投資にはもちろん我々も大きな興味があります。

もし仮想通貨が正当に規制され、中央機関による管理体制が万全となれば、おそらく我々はその投資へ積極的に乗り出し、大きなマーケットメイカーとなるでしょう。

と彼は述べました。

3日には、ゴールドマンサックス社がビットコインの先物取引に参入することを発表しており、今後も既存の金融機関が仮想通貨取引へ次々に参入することが予想されます。

GS社は、自社の自己資本を用いて、ビットコインの価格と連動する金融商品であるNDF取引を提供する予定です。

また、同社も規制当局の認可が下りれば、同様に「ビットコイン現物」のトレードを開始する意向であるとしています。

CoinPostの参考記事

ゴールドマンサックス社:取締役会の承認を得てビットコイン市場へ参入
ウォール街を代表する金融機関であるゴールドマンサックス社が、ビットコイン価格と連動する商品を自己資本によって構築し、投資商品として取引事業に参入する事を発表しました。

Trading Giant Virtu Financial Will Make Markets in ‘Physical Bitcoin’ Once It’s More Regulated

MAY 04, 2018 by Josiah Wilmoth

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧