はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

英国TSB銀、バイナンス等への送金停止を計画=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所への送金をブロック

英国のTSB銀行が、バイナンスやクラーケンなどの暗号資産(仮想通貨)取引所へユーザーが送金するのをブロックする計画であることが分かった。銀行預金を活用した仮想通貨の購入を禁止する方向で動いてる。The Timesが報道した。

背景にはこれらの大手プラットフォームを詐欺師がりようしていることにあり、特にTSB銀行はバイナンスについて警戒している。同銀行は、3月15日から4月15日までの間に、849人のTSB銀行ユーザーが、バイナンスにアカウントを持つ詐欺師に送金し、それを失ったと報告した。

具体的な対策方針は明らかではないが、バイナンスにもFiat入出金サービスがある。

バイナンス:Fiat入金画面

バイナンス

バイナンスとは、取引高・登録者数が非常に多く、世界的に有名な暗号資産取引所のことである。

▶️仮想通貨用語集

投資アドバイザーを装う詐欺が多発

詐欺は、投資アドバイザーを装う人物によって行われることが多い模様だ。TSB銀行によると、詐欺師は投資アドバイザーとして被害者に近づいてデビットカードの情報を入手し、仮想通貨取引所のアカウントに資金を引き出すという。

資金が仮想通貨に変換されてしまえば、TSB銀行が詐欺師を追跡することは困難だ。特にTSB銀行は、詐欺に遭遇した顧客へ返金補償を提供していることもあり、不正な取引を防止することは重要である。

TSB銀行の不正防止責任者Ashley Hart氏は、次のように説明した。

仮想通貨投資へ人々が急速に関心を高めている状況を利用して、詐欺師はお金を詐取している。私たちは、仮想通貨取引所が詐欺師で溢れており、詐欺の件数が劇的に増加したことを確認している。

英国では他の銀行も同様の措置

最近、取引所への送金停止措置を講じた英国の銀行はTSB銀行だけではない。英デジタル銀行Starling Bankも「金融犯罪への懸念」から、新たな取引チェックのプロセスを導入するまで、仮想通貨取引所へのユーザー送金を停止すると発表していた。(6月23日から再開予定)

この際担当者が「すべての銀行に関わる問題」と述べていたように、英国ではBarclaysやMonzoなどの銀行からも、一時的に仮想通貨取引所へ送金できない状況があったと報道されている。

関連英デジタル銀行、仮想通貨取引所への送金を一時停止=報道

詐欺に遭遇しないために

TSB銀行の不正防止責任者Ashley Hart氏は、クラーケン、バイナンス、Bitcoin.comなどのよく知られた取引所でも詐欺師のアカウントが多く開設されており、2万9,000ポンド(約440万円)を詐取されたユーザーもいると報告。

法的に認可された仮想通貨投資アドバイザーは存在しておらず、電話やメールなどで突然連絡をもらった場合は詐欺の可能性が高いと注意喚起している。

また仮想通貨ウォレットは絶対に自分で管理する必要があり、自分で開設して他人には操作させないようにすることを呼びかけた。

TSB銀行は、そのウェブサイトで詐欺に遭遇しないために、全般的に以下の項目を挙げている。

  • 暗証番号やパスワードを突然要求されても入力しないこと
  • 疑わしい電子メールなどに掲載されているリンクをクリックしないこと
  • 以前より本物であることが分かっているメールや電話番号などから金融機関に直接問い合わせること
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧