はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国で水力発電所の売却増加、ビットコインマイニング取締りの影響で=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイニング取締りの様々な影響

中国で暗号資産(仮想通貨)マイニングの取締りが厳格化する中、小規模な水力発電所が売りに出されている。South China Morning Post(SCMP)が報道した。

5月にマイニング事業に対する徹底的な取締まりが始まって以来、中古品を取り扱うEコマースプラットフォーム「Xianyu」で、約50メガワット級の小規模水力発電所を売り出す広告の数が増加している。

マイニングとは

マイニングとは、ビットコインなどPoW通貨の取引を検証・承認する「採掘」行動のこと。

▶️仮想通貨用語集

こうした発電所の一部は、先週、26のビットコイン(BTC)マイニング事業の閉鎖が命じられた四川省南西部に位置しているという。

売り手の一つはSCMPに「水力発電所を購入すれば、秘密裏に仮想通貨をマイニングすることができる」と語った。また最近の取締りと売却は無関係とする売り手もいたが、取締りのために売却が増えていると答えた売り手も複数存在した。水力発電所の価格が下落中だと指摘する者もいる。

中国政府は5月に、炭素排出削減目標も背景にして仮想通貨マイニングに対する規制強化方針を発表。その後、新疆ウイグル自治区や青海省、雲南省、四川省などで相次いで、マイニング事業を閉鎖する方針が示されているところだ。

これは、GPU価格にも影響を及ぼしている。中国では、マイナーからの需要減少により、マイニングで使用されるGPUの価格が劇的に下落したと伝えられる。例えば、AsusのRTX3060カードは、オンライン小売サイトTmallで5月のピーク時には約13,000元(約22万円)だったが、今月初めには約4,700元(約8万円)で販売されていた。

関連:ビットコイン市場に影響を及ぼす中国の仮想通貨規制、直近の動向まとめ

仮想通貨企業の中国外移転も

厳しい政策を受けて、中国のマイニング事業者は、操業を完全に停止したり、北米や中央アジアに拠点を移動する計画を立てているところだ。

例えば、マイニングマシンメーカーCanaanや大手マイニングプールBTC.comは、新たにカザフスタンの拠点でマイニングを行うことを発表した。

また世界最大手のマイニングマシンメーカーの1つBitmainは、中古のマイニングマシンが二次市場で大量に販売されている状況から、自社マイニング機器の販売を8月まで一時的に停止する。すでに顧客が注文済の分については影響がないという。

Bitmain公式発表によると、質の高い電力ソースを見付けるために、同社従業員は米国、カナダ、オーストラリア、ロシア、ベラルーシ、スウェーデン、ノルウェー、カザフスタン、アンゴラ、コンゴ、インドネシア、その他の国を査察している。

また、ブロックチェーン・仮想通貨のジャーナリストWu Blockchainは、Bitmainが、幹部人員の一部も含めて海外移転するとも伝えている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 水曜日
18:28
平将明議員、高市内閣で新たなポジションに就任 引き続き「Web3政策」の中核担う
石破前政権でデジタル大臣を務めた平将明氏が、自民党のサイバーセキュリティ本部長とWeb3小委員会委員長に就任。暗号資産税制改革のホワイトペーパーを取りまとめた実績を持つ平氏が、党内で政策立案の中枢を担う。
18:04
GrayscaleソラナETF上場控え 市場の熱気高まる
グレースケールのソラナETF(GSOL)が29日にNYSE Arcaで取引開始。先行するビットワイズBSOLは初日5600万ドルの出来高を記録し、2025年上場の仮想通貨ETF中で最大に。米政府閉鎖下でも市場は活発な動き。
17:04
株主優待に「仮想通貨XRP」導入、SBIインシュアランスG
SBIインシュアランスグループが株主優待に仮想通貨XRPを導入。100株以上の保有で最大1.2万円相当を進呈。暗号資産優待の導入が国内でも広がりを見せている。
14:45
トム・リー率いるビットマイン、170億円相当のETHを新規購入か=Lookonchain報告
トム・リー氏率いるビットマインが約173億円相当のイーサリアムを新規購入かと報告。保有額は2兆円超え、世界最大のETH保有企業として総供給量の2.8%を保有。株式の流動性も米国46位にランクイン。
14:00
バイナンス、3銘柄を11月上場廃止予定
大手仮想通貨取引所バイナンスがフラミンゴ、カデナ、パーペチュアルプロトコルの現物取引ペアを11月12日に上場廃止すると発表した。定期審査の結果、業界基準を満たさないと判断された。
13:40
【2026年度】仮想通貨(暗号資産)の最新税制要望から読み解く今後の法改正シナリオ|Aerial Partners寄稿
JVCEAと金融庁が2025年に提出した仮想通貨税制の最新要望を解説。ETF導入、申告分離課税、株式等同等扱いの3つの改正シナリオと、今後の制度変更に向けて準備すべきことを整理する。
13:35
RWAトークン化企業セキュリタイズ、SPAC上場決定 評価額は約1900億円
RWAトークン化大手のSecuritizeが、Cantor Equity Partners IIとのSPAC合併により株式上場を発表。企業価値12.5億ドル、ブラックロックなど既存投資家が全株保有。市場シェア20%を占める最大手プラットフォーム。
13:25
米ビットコインETF、ブラックロック除外では年初来マイナスフローに
K33のアナリストが、米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFの年初来流入がIBITに集中していると指摘。ブラックロックの役割の大きさが示されている。
13:20
リップルやSBI出資のエバーノース、10億ドル相当のXRPを保有=オンチェーンデータ
エバーノースが約3.89億XRPを購入し、投資額は9.47億ドルに達したことが分かった。既に5000万ドル以上の含み益を得ている。
12:39
万博提供のデジタルウォレット、約100万ダウンロード達成
大阪・関西万博で提供された「EXPO2025デジタルウォレット」が約100万ダウンロードを達成。会期中に累計590万件の取引を処理した。10月31日より「HashPort Wallet」へリニューアルし、マルチチェーン対応やDEX機能を搭載する。
12:05
Oasys、イーサリアムとのブリッジ対応を発表
ゲーム特化型ブロックチェーンOasysが、イーサリアムとのブリッジに対応。異なるチェーン間での資産移動が可能に。分散型取引所での交換も開始し、IPトークン化への展開を加速。
12:05
『甲虫王者ムシキング』のブロックチェーンゲーム 11月上旬にリリース予定
Kyuzanがセガの人気IP『甲虫王者ムシキング』のブロックチェーンゲームを開発。MUSHIトークンを活用した期間限定カードバトルとして10月下旬にリリース予定。約90種類のムシカードが登場。
11:35
トランプ一族関与のワールドリバティ、USD1ポイント参加者に1.8億円相当のWLFIトークンを配布
トランプ一族関連のワールドリバティがUSD1ポイントプログラム参加者への報酬配布を発表した。提携取引所を通じて合計840万WLFIトークンが配られる予定だ。
11:15
テザーゴールド、時価総額3200億円に倍増 金の価格高騰を受け
テザーが金連動トークンXAUTの第3四半期証明書を公開し、スイス保管の現物金による完全裏付けを報告した。金価格上昇を背景に時価総額は8月から倍増し3200億ドルに到達。
10:55
サークル独自のレイヤー1「Arc」、テストネット始動 ブラックロック・ビザ含む100社超が参加
サークル社が新ブロックチェーン「Arc」のテストネットを開始。ブラックロック、ビザなど100社超が参加し、USDC を活用した次世代金融インフラの構築を目指す。ステーブルコイン市場は3000億ドル規模に成長。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧