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米上院議員、ドルヘッジの観点から仮想通貨の長期保有を推奨

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の長期保有を推奨

米ワイオミング州のCynthia Lummis上院議員は29日、ビットコイン(BTC)を初めとする暗号資産(仮想通貨)を長期的に保有することを推奨すると語った。

仮想通貨は資産の多様化に利用できると主張。退職後の資金としても活用できるため、法定通貨等だけでなく仮想通貨も保有しておくことを勧めると説明し、自身でも5BTC(1,990万円相当)を所有していると明かしている。

仮想通貨推進派として知られるLummis氏は、29日にCNBCのインタビューに応じた。ワイオミング州の動向や仮想通貨規制、金融のイノベーションを推進する取り組みなどについて幅広く話す中で、インタビュアーから「自身が描く仮想通貨の理想的な未来は?」と聞かれて、「人々に仮想通貨の長期保有を推奨したい」と語っている。

ワイオミング州

ワイオミング州は、仮想通貨企業に友好的な州として知られる。先月には州知事も、仮想通貨を保有していることを明かした。

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今回のインタビューでLummis氏は、現在は米国の金融政策によって、ドルが市場にあふれていると指摘。法定通貨の価値が下がれば、退職後の資金が全て米ドルで所有されていることにはリスクが伴うと懸念を示し、資産を分散させた方が安全であるとの考えから、仮想通貨も保有することを勧めると話している。中でも、ビットコインは発行上限が定められていることからも、価値の保存手段として優れているとした。

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また、ビットコインを法定通貨にする法案を可決したエルサルバドルを例に挙げ、同国の経済に出回るお金の22%が、米国などに出稼ぎに出た労働者からの支払いであると説明。利用されるのが法定通貨だと、送金の際にかかる手数料が非常に高いと指摘している。仮想通貨であれば携帯電話からでも、より安い手数料で家族にもシームレスに送金ができると、長期保有以外のメリットにも言及した。

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さらに規制については、「仮想通貨業界で働く人から時々、政府が仮想通貨を禁止するのではないかという声を聞くが、そのつもりはまったくない」と自身の考えを語った。

銀行秘密法などの法律を守ってマネーロンダリング対策(AML)等を行う必要はあるが、仮想通貨だけに過剰な規制を敷くべきだはないとの見解を示している。

保有するビットコインについて

Lummisは自身で保有しているビットコインについて、初めて購入したのは2013年で、1BTC=330ドル(約36,000円)ぐらいだったと説明した。

そして「私が保有しているのはビットコインだけだが、それは自分が理解しているのがビットコインだけであるという意味だ。他の銘柄は保有するメリットがないという意味ではない」と語っている。

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