はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Huobi研究所提供:週刊仮想通貨業界研究レポート(第一回)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界の仮想通貨取引所の中でも大手取引所のHuobi社の研究所でリリースされているレポートに関しまして同研究所協力の下、CoinPostで日本の仮想通貨ユーザーの皆様に毎週お届けできる事になりました。Huobi研究所の皆様にはこの場を借りて、資料提供をいただける事感謝申し上げます。

早速、今回のレポートに内容に入っていきましょう。

今回はHuobi研究所が2018年4月25日〜30日に渡り、中国、日本、アメリカ、韓国を含む世界23カ国の1974人(団体)もの仮想通貨投資家に対して実施した市場予測調査の集計結果をご紹介します。

同研究所が実施した調査は、仮想通貨専門の機関としては初めてのものだそうです。この市場センチメント調査は毎月Huobi研究所で行っており、今後も定期的にCoinPostでも取り上げさせていただきます。

同研究所は、短期、中期、長期ごとに「仮想通貨全体の時価総額の予想」についてアンケートを取り、以下のような結果となりました。

短期市場予測調査

質問1.短期市場予測調査:来月(2018年5月)における全仮想通貨の時価総額の合計はどのように変動すると考えますか。

●選択肢

A. 大幅に上昇 (>30%)  B. 少し増加 (10~30%)

C. ほぼ同じ (±10%) D. 少し減少 (-30~-10%)

E. 暴落 (<-30%)

質問1.回答結果

図1ー投資家の短期市場予測 アンケート結果

A:50.4% B:30.6% C:7.6% D:5.9% E:5.5%

仮想通貨投資家による短期市場予測は大方楽観的であり、投票した投資家の約半数以上が、5月における仮想通貨全体の時価総額に対して大幅に上昇すると予測しているようです。

増加すると考えている投資家は全体の81.0%にものぼり、「大幅に上昇」すると答えた人は前月比で24.4%も増えました。一方で、11.4%の投資家は悲観的であり、仮想通貨の時価総額が下がると考えているようです。

中期市場予測調査

質問2.中期市場予測調査:今年後半における全仮想通貨の時価総額の合計はどのように変動すると考えますか。

●選択肢

A. 大幅に上昇 (>30%)  B. 少し増加 (10~30%)

C. ほぼ同じ (±10%) D. 少し減少 (-30~-10%)

E. 暴落 (<-30%)

質問2.回答結果

図2ー投資家の中期市場予測

A:71.4% B:18.6% C:4.3% D:2.2% E:3.6%

回答した投資家の大半が強気という結果になりました。「大幅に上昇」と回答した投資家は71.4%にのぼり、全体の90.0%の投資家が中期的に仮想通貨の時価総額は増加すると予測しております。一方で、仮想通貨市場が下落すると予測する投資家は全体のわずか5.8%にとどまりました。

長期市場予測調査

質問3.長期市場予測調査:今後3年間における全仮想通貨の時価総額の合計はどのように変動すると考えますか。

●選択肢

A. 大幅に上昇 (>30%)   B. 少し増加 (10~30%)

C. ほぼ同じ (±10%) D. 少し減少 (-30~-10%)

E. 暴落 (<-30%)

質問3.回答結果

図3ー投資家の長期市場予測

A:84.1% B:8.6% C:3.4% D:1.2% E:2.7%

長期市場予測では投資家のほとんどが上昇を予想する結果になりました。仮想通貨全体の時価総額が30%以上上昇すると考えている投資家は84.1%にも上り、10%以上上昇すると考えている投資家も含めると92.7%となっております。一方で暴落すると考えている投資家は2.7%に止まりました。

CoinPost考察

上記の結果を見ると、総じて強気である事が伺えます。23カ国にわたる1974人の仮想通貨投資家が短期においても、そして更に期間が伸びれば伸びるほど多くの投資家が強気の予想をしている事は特筆すべき点でしょう。

この強気、自信こそが仮想通貨のマーケットの上昇をサポートしていると考えられます。投資はまさに「美人投票」の側面があります。市場参加者が「上昇する」と思えば思うほど、それは現実的に価格上昇に反映されるのです。調査結果から言えば、今後もこのような投資家の強気な心理状況に支えられ、仮想通貨全体の時価総額が上昇していくことが見込まれます。

Huobi研究所では毎月この投資家のセンチメント調査をしているので、いち早く弱気になった際も同調査で把握する事ができますので、今後の調査も要チェックです。

Huobi研究所について

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的としたより高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。 Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobiproJapan

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/23 土曜日
22:13
UPCX、ペイクル、NTT Digitalが分散型決済システムの社会実装で基本合意
UPCX、ペイクル、NTT Digitalの3社が、UPCXブロックチェーンを基盤とした次世代分散型決済システムの共同研究・技術開発で基本合意書を締結。金融機関向けインフラ構築と日本市場での実装を推進。
19:30
石破内閣総理大臣「ご挨拶」|WebX2025
石破内閣総理大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
18:00
ソラナエコシステムを解説|ウォレット設定から.solドメインの取得まで
SolanaはWeb3分野で急成長する効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーン SolanaはWeb3分野で最も効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンの一つと…
17:30
武藤 経済産業大臣「ご挨拶」|WebX2025
武藤 経済産業大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
13:55
時価総額3位のステーブルコインUSDe、担保資産にBNBを初承認
ステーブルコイン発行エテナ(Ethena)のリスク委員会がBNBをUSDe永続先物担保の初の新規資産として承認。10億ドル以上のOI等の基準を設定した適格資産フレームワークを正式導入。
11:45
仮想通貨スイ発ゲーム機「SuiPlay0x1」にトランプ関税が直撃
仮想通貨スイ発のポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」に高額関税が課せられる事例が報告されている。米トランプ政権による関税引き上げの影響を受けている形だ。
10:50
香港上場のチャイナルネッサンス、1億ドルのBNB専用配分投資を発表
香港上場のチャイナルネッサンスがYZi Labsとの戦略提携でBNB資産に約1億ドル投資。香港初のBNB専用デジタル資産配分を目指し規制取引所上場も推進。
10:30
ビットワイズら7社、XRP現物ETFの修正書を一斉提出 SECとの協議が進捗か
ビットワイズなど7社が仮想通貨XRP現物ETFの申請で修正書を提出した。米証券取引委員会との協議進展を示唆しており、年内の承認に向けて期待が高まっている。
09:35
トランプ関連WLFI、9月1日にイーサリアムで取引開始へ
トランプ一族関連のワールドリバティファイナンシャルのWLFIトークンが米時間9月1日午前8時から取引可能に。早期支援者の20%がアンロック対象、残り80%はコミュニティ投票で決定。
08:10
EU、デジタルユーロ開発加速でイーサリアムやソラナの利用を検討
欧州中央銀行が米国ステーブルコイン法成立を受けデジタルユーロ開発を加速。イーサリアムやソラナなど公開ブロックチェーンの活用を検討し、ユーロの競争力維持を目指す。
07:50
フィリピンでビットコイン準備金創設法案が提出
フィリピン議会の下院で、仮想通貨ビットコインの準備金創設の法案が提出されている。合計1,710億円相当を保有することを求めるなど、その内容が明らかになった。
06:50
VanEck、ジトSOL現物ETFを米SECに申請
バンエックが世界初のリキッドステーキングトークンETFとなるジトSOL ETFを米SECに申請。SECが8月にリキッドステーキングの証券法適用除外を明確化したことが追い風。
06:30
7年間休眠のビットコインクジラ投資家、イーサリアムに乗り換え
7年間休眠していた大口投資家が約10万BTCを売却してイーサリアムに投資。23日にETHが4,878ドルの史上最高値を突破し、仮想通貨市場全体が急騰している。
06:05
ETHトレジャリー企業シャープリンク、15億ドルの自社株買いプログラム承認
No.2のイーサリアム保有企業シャープリンクが15億ドルの自社株買いプログラムを発表。ビットマインに続く動きで、株価が純資産価値を下回る際の希薄化防止策として導入。
05:50
仮想通貨全体時価総額が4兆ドル回復、パウエル議長の利下げ示唆で大幅反発
仮想通貨市場の時価総額が4兆ドル水準を回復。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で9月の利下げを強く示唆し、ビットコインやイーサリアムなど主要銘柄が全面高となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧